4. 注文住宅での後悔ポイント4:将来のために階段の勾配まで考えればよかった

注文住宅での後悔ポイント4:将来のために階段の勾配まで考えればよかった

階段の写真

KatarzynaBialasiewicz/istockphoto.com

「階段の勾配がやや急だったため、荷物を持っていたり寝ぼけていたりする時に足を踏み外しそうになって怖い…」

住宅の階段は建築基準法で蹴上や踏面などの寸法が定められています。

しかしこれは最低限の基準であるため、実際にはこの寸法では上り下りしにくい階段になってしまいます。

階段の上り下りのしやすさには個人差があり、今はよくても、加齢とともに階段の勾配に負担を覚えるようになってしまうこともあります。

階段を使用するさまざまな場面や将来のことまで十分考慮した上で、住む人が毎日安全に昇降できる階段にしておくことが大切です。

5. 注文住宅での後悔ポイント5:吹き抜けが寒い

「吹き抜けは広々と感じるので良いと思ったが、冬場は寒々としているので不要でした」

家の中に吹き抜けがあると開放感があって、さらに吹き抜けの上部に窓を設けることで太陽光を室内に取り入れることができるので、部屋を明るくすることができます。

<住宅の専門家からワンポイントアドバイス>

一方で、吹き抜けを設置することで2階の床面積が減ってしまうとともに、空調が効きにくくなるので、冬は寒く、夏は暑くなりがちです。

したがって家の断熱性や気密性を上げるなど、夏の暑さと冬の寒さへの対策が不可欠となります。

また、吹き抜けがあると臭いや煙などが広がりやすくなるので、事前にメリットとデメリットを十分考慮した上で採用するかどうかを検討することが大切です。