2. 【2024年度】後期高齢者医療制度の保険料は平均いくら?

厚生労働省の発表によると、被保険者一人当たり平均保険料額は、全国平均で下記のとおりです。

2.1 2024年度の後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均

  • 被保険者均等割額の年額:5万389円
  • 被保険者均等割額の月額:4199円
  • 所得割率:10.21%
  • 平均保険料額の年額:8万4988円
  • 平均保険料額の月額:7082円

2022年度~2023年度は平均保険料額の月額が6575円でした。

割合にすると7.7%の増加となっています。

さらに、2025年度の保険料率も決定していますので、以下に記載します。

2.2 2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率と全国平均

  • 被保険者均等割額の年額:5万389円
  • 被保険者均等割額の月額:4199円
  • 所得割率:10.21%
  • 平均保険料額の年額:8万6306円
  • 平均保険料額の月額:7192円

上記はあくまでも全国平均です。

後期高齢者医療制度の保険料は、被保険者の所得に応じて計算されます。

保険料は大きく分けて「均等割」と「所得割」の2つの部分で構成されています。

  • 均等割額:均等割は、被保険者全員が一律に支払う部分です。各市町村が設定した額を全加入者に均等に負担してもらいます。
  • 所得割額:被保険者の所得に応じて決定される部分です。所得割は、基準となる所得に対して一定の割合を掛けて計算されます。

次章では、年金収入195万円の人をモデルとして、全国の保険料を比較してみます。

3. 【都道府県別】2024年度・後期高齢の保険料一覧表

ここからは、年金収入195万円の人の保険料(月額)を都道府県別に確認します。

【写真全4枚中1枚目】年金収入195万円の人の2024年度の保険料例。2枚目は2025年度の一覧表。年金の平均受給額も紹介

年金収入195万円の人の2024年度の保険料例

出所:厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」をもとにLIMO編集部作成

  • 全国:5411円
  • 北海道:6025円
  • 青森県:5170円
  • 岩手県:4583円
  • 宮城県:5025円
  • 秋田県:4808円
  • 山形県:5017円
  • 福島県:4937円
  • 茨城県:5125円
  • 栃木県:4883円
  • 群馬県:5317円
  • 埼玉県:4858円
  • 千葉県:4775円
  • 東京都:5044円
  • 神奈川県:5213円
  • 新潟県:4633円
  • 富山県:5033円
  • 石川県:5409円
  • 福井県:5458円
  • 山梨県:5685円
  • 長野県:4845円
  • 岐阜県:5167円
  • 静岡県:5033円
  • 愛知県:5858円
  • 三重県:5212円
  • 滋賀県:5119円
  • 京都府:5886円
  • 大阪府:6211円
  • 兵庫県:5812円
  • 奈良県:5667円
  • 和歌山県:5808円
  • 鳥取県:5608円
  • 島根県:5345円
  • 岡山県:5500円
  • 広島県:5211円
  • 山口県:6124円
  • 徳島県:5792円
  • 香川県:5617円
  • 愛媛県:5460円
  • 高知県:5833円
  • 福岡県:6357円
  • 佐賀県:5967円
  • 長崎県:5508円
  • 熊本県:6196円
  • 大分県:6184円
  • 宮崎県:5458円
  • 鹿児島県:6275円
  • 沖縄県:5913円

都道府県別で一番保険料が高かったのは福岡県で6357円でした。反対にもっとも低いのは岩手県で4583円という結果に。

2025年度の保険料も分かっていますので、同じく都道府県別で一覧表にしています。

次章でチェックしていきましょう。