4. 定額減税の確認方法「年金振込通知書」「公的年金等の源泉徴収票」
定額減税について確認するには、まず送付される年金振込通知書をチェックしてみましょう。
4.1 年金振込通知書
年金振込通知書は年金の額面や天引きされる項目、最終的な振込額等が記載される書類です。
こちらには所得税額および復興特別所得税額の定額減税後の税額が記載されているので、かならず確認しておきたいところです。
その他、介護保険料や健康保険料などの天引き事項も記載されているため、合わせて確認しておくと良いでしょう。
4.2 公的年金等の源泉徴収票
また、2025年1月頃には公的年金等の源泉徴収票が送付されます。
こちらには、実際に所得税額から控除した減税額や控除しきれなかった金額が記載される予定です。
- 2024年中に減税された所得税額:「源泉徴収時所得税減税控除済額×××,×××円」
- 控除しきれなかった金額:「控除外額(控除していない額)×××,×××円」
なお、複数の年金を受け取っている方や年金の他に給与所得がある場合には、それぞれ源泉徴収税額から定額減税が行われます。
所得税額と定額減税額との精算が必要な場合には、確定申告が必要になるケースもあります。所得税や確定申告の相談先は、管轄の税務署となります(住民税とは異なるのでご注意ください)。
所得が低くて納税額が少ない場合は「控除しきれない金額」が発生する可能性もあります。
こうした方にむけては、各市区町村で行われる給付措置(定額減税にかかる調整給付)が検討されています。不明点がある場合、お住いの自治体窓口に相談してください。
また、そもそも税金を納めていないという方は定額減税の恩恵が受けられません。こうした世帯については、給付金が支給されています。