2. 【50歳代おひとりさま】貯蓄の平均・中央値はいくら?
次に同資料より、50歳代・単身世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
2.1 【50歳代・おひとりさまの貯蓄額】平均と中央値
50歳代おひとりさまの貯蓄額は1391万円へ上がっています。
しかし、より実態に近い中央値は80万円となっており、100万円を超えません。
50歳代も約半分が貯蓄100万円以下となりました。
これには現代の40~50歳代は、大卒でも正規雇用につきにくかった就職氷河期世代であることが関係していると考えられるでしょう。
執筆者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。群馬県出身。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にてファイナンシャル・コンサルティング課に配属され、国内外株式、国内外の債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、主に富裕層や個人顧客向けに資産運用コンサルティング業務に従事し、顧客のライフプランに寄り添った提案を行った。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)保有。
現在は株式会社ナビゲータープラットフォームが運営する「くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~」編集長。LIMOでは、厚生労働省、金融庁、総務省、デジタル庁、財務省(国税庁)といった官公庁の公開情報など、信頼性の高い情報をもとに厚生労働省管轄の公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障、貯蓄、キャリア、転職などをテーマに企画・編集・執筆を行う。3児の母。中学・高校社会科(公民)教員免許保有(2024年6月20日更新)。