2. 「65歳以上の人口割合」が最も高い県はどこ?

47都道府県の65歳以上の割合

47都道府県の高齢化率

出所:総務省統計局「人口推計2023年10月1日現在」を参考に筆者作成

総務省統計局が公表した「人口推計(2023年10月1日現在)」によると、65歳以上の人口割合が最も高い県は、秋田県の39%でした。

2番目に高いのが、高知県の36.3%。そして、同率で山口県、徳島県の35.3%となっています。逆に65歳以上の割合が1番低いのが、東京の22.8%。

一般的に、総人口における65歳以上人口が占める割合を高齢化率が14%を超えた社会を高齢社会、21%を超えた社会を超高齢社会と呼びます。つまり、東京都の割合でも超高齢社会なのです。

3. 秋田県では自治体が「結婚サポート」を行っている

65歳以上の割合が最も高い秋田県の出生数は、3992人(2022年)で前年より343人減少しています。出生率(人口千対)は4.3で前年より、0.3ポイントの減少。全国平均は6.3で、秋田県の順位は47位(28年連続最下位)となっています。

婚姻数は2447組で前年の2618組より、171組の減少。婚姻率(人口千対)も前年から0.2ポイント減少して、2.6となっています。全国平均は4.1で、秋田県は47位(23年連続最下位)でした。

そんな秋田県では、自治体が結婚支援を行っています。大仙市や鹿角市などでは、あきた結婚支援センターへの入会登録料1万円を全額助成。

それだけでなく、未婚化・晩婚化対策のため、出会いや結婚を希望する独身の方をサポートするボランティア「結婚サポーター」を募集しています。

鹿角市では、結婚サポーターの活動により、45歳未満の男女が成婚に至った場合は、結婚サポーター及び成婚者それぞれに「成婚報奨金」5万円が支払われます。

いかがでしょうか。今回は、65歳以上の割合が最も高い県を紹介しました。

参考資料

小野田 裕太