やっぱり人気?あこがれの「国家公務員」退職金を”会社員”と比較。2000万円を超えるのは本当か
ランキングつき!就活で人気なのはまだまだ国家公務員と地方公務員だった
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キャリアを見つめ直すとき、「公務員」が選択肢に入る方もいるでしょう。
「年功序列」という言葉が少し前までは当たり前の時代でしたが、長く働くことでどんどん給与が上がっていく企業から、逆に年齢を重ねると下がる企業もしばしば見受けられます。
こうした背景もあり、なんとなく「安定」というイメージのある公務員に憧れる方が多いかもしれませんね。
一方で、最近ではSNSやニュースにより「公務員の激務」がクローズアップされることもあり、公務員を目指すか悩む方もいるでしょう。
最新のアンケート調査から「公務員の人気度」をはかるとともに、国家公務員の退職金がどのくらいもらえるのか・民間企業とはどのくらいの差があるのかについて見ていきたいと思います。
1. アンケートでは人気な「国家公務員」という職業
ネガティブな声があがることもある公務員ですが、アンケート調査ではまだまだ人気である様子がうかがえます。
リスクモンスターが2024年5月15日に公表した第10回「就職したい企業・業種ランキング」調査によると、就職したい企業ランキングは1位が「地方公務員」、2位が「国家公務員」となりました。
その後、3位「ソニー」、4位「アップル(Apple)」、5位「グーグル(Google)」と続きます。
実は、公務員がトップ2を独占するのは6年連続ということで、根強い人気があることがわかりました。
なお、就職先選定のポイントは1位「給与額」、2位「福利厚生」、3位「雇用形態(正社員・契約社員など)」とのことです。
最重要ポイントとなった給与ですが、希望年収は400~500万円が最多となりました。
もちろん給与はその後の人生を左右する重要なポイントとなりますが、老後の暮らしを考えると退職金も非常に重要となります。
次章にて、国家公務員の退職金について見ていきましょう。
執筆者
シトラスコミュニティ短期大学経済学部・ワシントン州立大学人類学部卒業後、株式会社ニトリへ入社。接客、数値管理のノウハウを学ぶ。その後、ジブラルタ生命保険株式会社、ほけんの窓口グループ株式会社へ入社し約2000世帯の相談に携わる。自身の経験からも保障と貯蓄のバランスを重視している。現在は個人向け資産運用、保険の見直しのコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員一種)、TLC(トータルライフコンサルタント)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)を保有。
監修者
株式会社ナビゲータープラットフォーム メディア編集本部
LIMO編集部記者/編集者/元公務員
京都教育大学卒業。くらしとお金の経済メディア「LIMO(リーモ)」のLIMO編集部で、厚生労働省管轄の公的年金制度や貯蓄、社会保障、退職金など、金融の情報を中心に執筆中。大学卒業後は教育関連企業での営業職を経て、2010年に地方自治体の公務員として入職。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務に従事した。主に国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担う。特に退職に伴う年金や保険の切り替えでは、手続きがもれることで不利益を被ることがないよう丁寧な窓口対応を心がけた。その後、保険代理店にてマーケティング業務に従事。保険料比較サイトの立ち上げに参加した。乗合保険会社の商品ページだけでなく、保険の知識を普及するためのページ作成にも参加。ニ種外務員資格(証券外務員ニ種)保有。小学校教諭一種免許、幼稚園教諭一種免許、特別支援学校一種免許取得。
はたらく世代のお金の診断・相談サービスを行うマネイロでは、「【計算例付】厚生年金保険料はどのように決まる?ケース別算出方法や受給額を解説」など、お金や年金制度にまつわる記事を発信中。京都府出身。(2024年5月29日更新)