3. 株分け・挿し芽・挿し木の方法
3.1 株分け
- 植物を鉢から取り出します。根についた土を払ったり、広げたりして根の状態を確認しましょう。
- 分けられそうな場所があれば、そこから分割します。根が乾燥しないように手早くおこないましょう。分割しにくい場合はナイフなどで切り分けたりする場合もあります。
- あらかじめ土を入れておいた鉢に、分割した株を植え付けます。
- 土を入れるなどして、株を安定させます。植え付け後は水をたっぷり与えましょう。
- 数週間は日陰で管理し、水やりをしながら様子を見ます。
- 新芽が出たり、株がイキイキとした状態であれば活着しています。
3.2 挿し芽・挿し木
- 植物の茎、枝をカットします。このとき元気で若い茎や枝を選ぶようにします。カットするのは5~10センチ程度で、切り口が斜めになるようにします。
- 葉がたくさんついている場合は蒸散を防ぐために、少し取り除いておきます。
- カットした茎や枝(挿し穂)を水を入れたコップなどに入れて、数時間給水させます。
- 発根促進剤は、給水して土に植える前に使用します。(切り口に薬剤を少量まぶしたりする等)
- 土にわりばしなどで穴を開け、挿し穂を挿します。周囲の土で挿し穂を安定させます。
- たっぷりと水を与え、日陰で管理します。土の状態を見ながら、適宜水やりもおこないましょう。
- 挿し穂の葉などがイキイキした状態であれば、活着しています。
株分け、挿し芽や挿し木が活着した後は、ひとまわり大きな鉢などに植え替えて、徐々に大きく成長させていきましょう。
植え替え直後は避けますが、定期的に液体肥料を与えるのも効果的です。
次では、株分け・挿し芽・挿し木に向いている植物を紹介していきます。