お気に入りの植物は、株分けや挿し木・挿し芽で増やすことができるのもガーデニングの楽しみのひとつです。

元気が無くなった株を更新して再び楽しむためにも、個人の楽しみの範囲内で、株分けや挿し芽・挿し木にチャレンジしてみるのもおすすめです。

そこで今回は、株分けや挿し芽・挿し木の方法、株分けや挿し木・挿し芽に向いている植物を、参考価格などの詳細情報とともに紹介します。さっそくみていきましょう。

1. 株分け・挿し芽・挿し木とは

【写真1枚目/全7枚】「株分け・挿し芽・挿し木」の違いを整理。それぞれに向いている植物も、この後の写真で紹介します!

挿し芽された草花の芽。グラスに入っている。

Mila Naumova/shutterstock.com

植物をできるだけ手軽に増やす方法に、株分け、挿し芽、挿し木などがあります。用語として「挿し芽」と「挿し木」は、増やす対象が、前者は草本植物(草花)、後者は木本植物(木)となりますが、同じ意味合いとして使われます。

株分け:植物(多年草)の茎や根を分けて、それぞれの株を成長させる方法

挿し芽(挿し木):植物の枝や茎、葉を土に挿して発根させて成長させる方法

種から育てる方法とは異なり、どちらの方法も本体と同じ性質のクローン株が作れるのが特徴です。株を更新したいときは、株分け、挿し芽、挿し木で増やした株を育てるのが一般的です。

株分けや挿し芽、挿し木に向かない植物もありますが、いずれかの方法で株を増やすことができる植物もあります。

どちらの方法が適しているかは植物の性質にもよるので、あらかじめ調べておくと安心です。