3. ウッドデッキの後悔ポイント3:人の目につくため手入れが必要

ウッドデッキの後悔ポイント3:人の目につくため手入れが必要

戸建ての外観の写真

shigemi okano/shutterstock.com

「ウッドデッキが近くの道路から見えやすく、特に歩行者からは丸見え。常に綺麗な状態を保っている必要があって大変です」

ウッドデッキを使わなくなってしまう理由のひとつには、思っていた以上に外部から丸見えで、人目が気になってしまうことがあります。

せっかくリラックスできると思ったのに、人目があって落ち着かないということにもなりかねません。

また常に片付けをして綺麗な状態を保つことを気にしすぎて、利用頻度が低くなってしまうこともよくありがちです。

こうしたことを避けるためにも事前に外部から見える範囲を考慮した上で、配置や大きさを検討する必要があります。

4. ウッドデッキを設置する上での注意点

ウッドデッキを設置する上での注意点

ウッドデッキの写真

shigemi okano/shutterstock.com

前述した通り、ウッドデッキにまつわる後悔ポイントには、サイズが思っていたよりも小さかったり大きすぎたりすることが多いようです。

また、事前に利用目的を明確にしておかなければ、せっかくウッドデッキを作ったのに結局使わなくなってしまうことにもなりかねません。

ウッドデッキに用いる素材には主に「天然木」と樹脂を混合した「合成木材」がありますが、それぞれにメリットとデメリットがあるので、素材選びも慎重に行う必要があります。

「天然木」は自然の温もりが感じられる一方で定期的なメンテナンスが不可欠。

木材の種類や防食加工の有無によっては、わずか1~2年程度で塗装が必要になってしまうこともあります。

そのため普段は忙しい人の場合は、定期的な塗装が不要でメンテナンスが簡単な「合成木材」の方が管理しやすいといえます。

5. まとめにかえて

ウッドデッキの設置を検討する際には、まずは設置する目的を明確にすることが大切です。

誰がどのように使用するのかを具体的にイメージして利用目的が明確になれば「本当に必要なものなのかどうか」が決まり、サイズや素材をどのようにすべきかも次第に明確になります。

国土交通省住宅局「令和4年度住宅市場動向調査報告書」によると、注文住宅を建てる際のインターネットの活用方法としては「情報収集」が76%と最多になっています。

インターネットを活用して、ウッドデッキをつくった人の体験などを参考にするのもよいでしょう。

またウッドデッキは新築後に設置することもそれほど難しくはありません。

用途や利用目的を事前に明確にできない場合には、後悔を避けるためにも後付けを検討するとよいでしょう。

参考資料

亀田 融