2. 初心者も種から育てやすいおすすめ植物8選
2.1 ジニア
- 学名:Zinnia
- 科名・属名:キク科ヒャクニチソウ属
- 開花時期:5月~11月ごろ
夏ガーデンに欠かせないジニアは、さまざまな花色や形が楽しめる一年草です。種類が豊富な植物なので、種から育てると店頭に出回っていない品種も育てることができます。
ジニアは嫌光性種子なので、5ミリ程度の覆土が必要です。種をまいてから7日程度で発芽し、その後は日に当てて育てましょう。
※参考価格:200~400円前後(種)
2.2 センニチコウ
- 学名:Gomphrena
- 科名・属名:ヒユ科センニチコウ属
- 開花時期:7~11月ごろ
ホワイトやパープルの丸い苞が可愛らしいセンニチコウは、ガーデンのアクセントにもなる一年草です。
センニチコウは、気温が低いと発芽しにくい植物。20度を超えるようになったら、種まきをおこないましょう。種は5ミリ程度の覆土をして水を切らさないように育てると、1週間程度で発芽します。
※参考価格:100~400円前後(種)
2.3 ニチニチソウ
- 学名:Catharanthus roseus
- 科名・属名:キョウチクトウ科ニチニチソウ属
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開花時期:5月~11月ごろ
丈夫で育てやすいニチニチソウは、ガーデンを夏らしく彩る一年草です。
発芽適温は25度前後なので、暑さを感じるようになってから種まきをします。嫌光性種子なので、5ミリほど覆土をしましょう。移植時に根鉢を崩さないようにすることも、上手に育てるポイントのひとつです。
※参考価格:200~400円前後(種)
2.4 アサガオ
- 学名:Ipomoea nil
- 科名・属名:ヒルガオ科サツマイモ属
- 開花時期:7月~10月
育てた経験がある人も多いアサガオも、5月に種まきができる一年草です。レッドやピンク、パープルの花色も素敵ですが、透き通るような青色が美しい品種にも、ぜひチャレンジしてみてください。
種はそのまま蒔くよりも、種の表面に傷をつける「芽切り」をすると発芽しやすくなります。
※参考価格:100~300円前後(種)
2.5 ケイトウ
- 学名:Celosia argentea
- 科名・属名:ヒユ科 / ケイトウ属
- 開花時期:7月~11月ごろ
近年オシャレな花色が登場しているケイトウも種から育てられる植物です。
25度前後が発芽適温なので、気温が上がってから蒔くようにします。ケイトウは嫌光性種子なので覆土が必要です。ただし、種が小さいので覆土は薄めにして、新聞紙などで日光を遮る方法でもよいでしょう。
※参考価格:200~400円前後(種)
2.6 マリーゴールド
- 学名:Tagetes
- 科名・属名:キク科マンジュギク属
- 開花時期:4月~12月
晩秋まで開花が続くマリーゴールドは、種からでも育てやすい一年草です。イエローやオレンジの品種だけではなく、バニラカラーやアプリコットカラーの花色も作出されています。このようなオシャレな品種を選んで育ててみるのもおすすめです。
マリーゴールドの発芽適温は20~25度で、発芽までは1週間ほどです。
※参考価格:100~400円前後(種)
2.7 サルビア
- 学名:Salvia
- 科名・属名:シソ科アキギリ属
- 開花時期:6月~11月ごろ
品種の多いサルビアは、個性的な花が楽しめる植物です。一年草と多年草があるので、好みに応じて選ぶことができます。
サルビアの発芽適温は20~25度前後です。好光性種子なので、覆土は薄めにしましょう。発芽したら、よく日に当てて育てると丈夫な苗に生長します。
※参考価格:100~400円前後(種)
3. まとめにかえて
今回は、初心者も種から育てやすいおすすめの植物を紹介しました。
種を植えても発芽しないときは、覆土と水やりの方法を見直してみましょう。
種は嫌光性か好光性に分類されるので、覆土を間違えてしまうと発芽しないことがあります。発芽まで水分を切らさないことも育てる上で大切なポイントです。
この他に発芽適温も関係してきますが、春に種まきができる植物の発芽適温は、おおむね20~25度前後。5月に入れば自然と気温が上昇するので、参考程度に覚えておくとよいでしょう。
LIMO編集部