もうすぐ、おいしい夏野菜の季節。とくに家庭菜園で育てた野菜はとれたてを味わえるため、美味しさが桁違いです。

しかし、家庭菜園に憧れつつも「お庭がない、または小さい」などの理由で諦めている方も多いのではないでしょうか。そのような方には、コンパクトに育てられる野菜がおすすめ。今年こそは家庭菜園に挑戦してみましょう。

この記事では、小さなお庭やプランターでも育てやすく、GWに種まきできる(南関東平野部基準)野菜やハーブ6選を、参考価格とともにお伝えします。

野菜の栽培に使うプランターは、幅・奥行・深さすべてが30cm以上で、水がしっかり抜ける穴が空いているものを選びましょう。

1. 小さなお庭やプランターでも育てやすい!使い勝手のよい野菜4選

1.1 つるなしインゲン[マメ科]

【写真1枚目/全7枚】さまざまな料理の彩りに使える「つるなしインゲン」など。2枚目以降の写真でも「いまが種まき適期の野菜」どんどん紹介します!

いんげんまめが植えられている

yul38885 yul38885/shutterstock.com

インゲンはさまざまな料理の彩りに大活躍。つるなしインゲンは、つるがあるものと比較して収穫量は少ないのですが、つるを誘引する必要がなく、簡単コンパクトに育てられます。

種をまくときは、20~30cm間隔で深さ2cm×直径5cmほどの穴をあけ、種を3つずつまき、土を被せて水やりします。花が咲いたら追肥をしましょう。種まきから1か月半ほどで収穫できます。

インゲンを育てた後の土は、秋の葉物野菜(水菜、小松菜など)の栽培に使用できます。

※参考価格:120~600円前後(種1袋)

1.2 オクラ[アオイ科]

「オクラ」って花を咲かせるの、知っていましたか?

オクラの実と花。

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ねばねば食感がおいしいオクラは、茹でるだけで食べられる手軽な野菜。実ができる前には、ムクゲやフヨウに似た花が楽しめますよ。

種をまくときは、25~30cm間隔で深さ1cm×直径5cmほどの穴をあけ、種を5つずつまき、土を被せて水やりします。本葉が2枚になったら1カ所2本ずつ元気な苗を残して間引きましょう。

花が咲き始めたら月1回ほど追肥しながら育てます。

オクラの実は成長が早く、取り遅れると固くなるため、実がつき始めたら毎日観察しながら収穫してください。

※参考価格:100~600円前後(種1袋)

1.3 モロヘイヤ[シナノキ科]

栄養価が高い「王様の野菜」モロヘイヤ

モロヘイヤの葉

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夏に食べやすいねばねば食感で栄養価が高く、王様の野菜とも呼ばれるモロヘイヤ。ある程度育てば、食べたいときに必要な分だけ収穫できるので、植えておくと便利ですよ。

種をまくときは、育てたい場所に種をばらまき、薄く土を被せて水やりします。本葉が2枚出たら、20~30cm間隔になるように元気な苗を残して間引きましょう。間引いた苗は、ベビーリーフとして食べられます。月1回ほど追肥してください。

草丈60cmくらいから、先端のやわらかい葉を収穫できます。秋になると花が咲き、さやがつきますが、種やさやには毒があるため口に入れないように注意し、葉だけを収穫しましょう。

※参考価格:100~600円前後(種1袋)

1.4 チンゲンサイ[アブラナ科]

シャキシャキ食感を楽しみたい「チンゲンサイ」

チンゲンサイの畑

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チンゲンサイはシャキシャ食感が楽しく、さまざまな料理に使える便利な野菜。自宅で育てて、食べる直前に収穫すると、葉までシャキシャキでおいしいですよ。

種をまくときは、育てたい場所に種をばらまき、薄く土を被せて水やりします。本葉が4~5枚出たときと、葉が込み合ってきたときの2回、元気な苗を残し、葉が触れ合う程度に間引きます。間引いた苗はベビーリーフとしていただきましょう。

種まきから50日前後経過し、根元が太り、葉が肉厚になったら収穫できます。

※参考価格:100~700円前後(種1袋)

収穫時期が待ちきれない!ワクワクしながら大切に育てた野菜。育てる喜びと食べる楽しみ、両方味わえるのが家庭菜園の醍醐味ですね。

野菜はちょっとハードルが高いかな?なんて思った人には、小さなお庭やプランターでも育てやすいハーブもおすすめ。

ちょこっとお料理に使えて便利な「香りのよいハーブ」も次でご紹介します!