3. 富裕層が「お金に好かれる」特徴その1:お金を増やす意識
富裕層がお金に好かれるのには、ある特徴があるものです。その共通点として、「以下にお金を増やすか」の意識があります。
例えば、6月には定額減税が控えていますね。いつもより手取りが増えた場合、その分をどうするか決まっているでしょうか。
ほとんどの方は「特に決めずそのまま家計に含める」「貯金する」などになると思います。
しかし富裕層の方は、このような”臨時収入”があれば「さらにお金を生み出す」ステップに意識を向けるのです。
もし支出に回すとしても、最終的にお金を生み出す「自分への投資」になるものを選ぶというと、イメージしやすいかもしれません。
まとまった臨時収入であれば、その預け先である金融商品を選ぶ際にも「上手に資産を増やす」という目的意識を忘れません。
3.1 参考:資産運用の効果
例えば、保有資産を年率4%で運用した場合をシミュレーションしてみます。(前提条件:年率4%運用)
- 保有資産200万円:利息8万円
- 保有資産2000万円: 利息80万円
- 保有資産2億円:利息800万円
保有資産が200万円の場合には年8万円の利息が、資産2000万では80万、2億円では800万と増え幅には大きな差が出ます。
同じ金利や運用期間で運用する場合には、もともと保有している資産が大きければ大きいほど有利に働きます。
ただし、運用には相応のリスクも覚悟する必要があるので、そもそも資金が豊富にない方はなかなか手が出せません。
4. 富裕層が「お金に好かれる」特徴その2:お金の使い方
一方で、富裕層に対して「ケチ」というイメージを持つ方がいるかもしれません。確かに、自分が価値を感じないものに対しては財布の紐を緩めることはないという特徴があります。
見栄のための出費が少ないともいえるでしょう。
反対に、必要と思ったことやモノに対してはお金を惜しみなく使います。この側面だけを見た方は、「富裕層は際限なく豪快にお金を使う」というイメージを持つようです。
相反するイメージがあるのは、もちろんその人の性格や個性によるところが大きいのですが、「使うときは使う」という精神があるのも一因かもしれませんね。
5. まとめにかえて
今回は「ホンモノのお金持ち」について見ていきました。筆者が以前勤めていた株式会社ニトリでは、入社時にお金の使い方について教えていただきました。
当時お給料の1割は自己投資に充てなさいと教わった覚えがあります。また会社としても1割は社会貢献の為の費用とするなど、会社としても行動していたことを覚えています。
さて、皆さんはご自身のお金をどのようなものに充てていますか。今の自分にも未来の自分にも投資することは大事です。その割合であったり、そのお金を今充てることで未来がどのようになっていくかなどを一度想像してみてはいかがでしょうか。
参考資料
渡邉 珠紀