3. 【70歳代ひとり世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか

次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。

70歳代・ひとり世帯の貯蓄円グラフ

70歳代・ひとり世帯の貯蓄円グラフ

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」をもとにLIMO編集部作成

3.1 【70歳代ひとり世帯】の貯蓄100万円未満の割合

  • 8.0%

3.2 【70歳代ひとり世帯】の貯蓄3000万円以上の割合

  • 23.6%

3.3 【70歳代ひとり世帯】貯蓄額の平均と中央値

  • 平均:2104万円
  • 中央値:1100万円

貯蓄保有世帯のみに限定すると、貯蓄額の平均は2104万円、中央値は1100万円となりました。

60歳代が平均2240万円、中央値が1100万円なので、若干取り崩しが進んでいると見られます。

しかし、70歳代でもなお「手取り収入から貯蓄に回している」という世帯はあります。

70歳代・ひとり世帯の手取りからの貯蓄割合

70歳代・ひとり世帯の手取りからの貯蓄割合

出所:金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](令和5年)」をもとにLIMO編集部作成

3.4 70歳代における年間手取り収入からの貯蓄割合

  • 平均:6%
  • 5%未満:4.8%
  • 5〜10%未満:6.4%
  • 10〜15%未満:13.5%
  • 15〜20%未満:1.3%
  • 20〜25%未満:5%
  • 25〜30%未満:1.1%
  • 30〜35%未満:2.4%
  • 35%以上:4.8%
  • 貯蓄しなかった:60.7%

最も多いのは「10〜15%未満」で、平均は6%でした。