2. 【後期医療保険制度の保険料一覧表】具体的に、どのくらい増えているの?
保険料は地域によって異なりますが、全国平均は以下の通りです。
後期高齢者医療制度の保険料率(均一保険料・年間)
- 2022(令和4)・2023(令和5)年度
被保険者均等割額(円):4万7777円
所得割率:9.34% - 2024(令和6)・2025(令和7)年度
被保険者均等割額(円):5万389円
所得割率:10.21%
また、被保険者一人当たりの平均月額保険料は以下の通りです。
被保険者一人当たりの平均月額保険料
- 2022(令和4)・2023(令和5)年度:6575円
- 2024(令和6)年度:7082円 ※見込み
- 2025(令和7)年度:7192円 ※見込み
全国平均で保険料は、今年度より保険料は7000円代となり、来年度も上昇が見込まれています。
年金収入別の保険料額の例(月額)
実際の保険料は、地域によって違います。被保険者一人当たりの平均月額保険料7000円を超えている地域は47都道府県中、9都府県(最高額は東京都の9180円)です。
一方、保険料の低い地域は、宮城県を除く東北に多組み受けられます。ちなみに最も低い地域は秋田県で4397円となっています。
後期高齢者医療保険制度は、主に75歳以上の高齢者が加入するものですが、今後も現役世代の方が減少して75歳以上の方が上昇することは疑いようのない事実です。
保険料の値上げは、国内の人口構成を考えると仕方のないことかもしれません。
3. まとめにかえて
年齢が上がるにつれて病気が発症したり、病院に通ったりするも多くなるでしょう。
高齢者こそ、自身でも健康管理が必要になります。普段から体を動かすことで、健康増進できるかもしれません。
超高齢化社会の現代において、保険料は今後も上昇が続くと予想されます。自己負担に泣かされないよう、心がけておくことも大事ですね。
参考資料
香月 和政