クレジットカードを申し込む際に「キャッシング」の欄があり、申し込む必要があるのか悩んだことがある方もいるでしょう。キャッシングとは、お金を借りられるサービスのことで、利用するには審査が必要です。
お金が急に必要になったときや不足してしまうときに、すぐに借りられる便利なサービスですが、利用する際には注意点もあります。
クレジットカードのキャッシング枠を安全に利用するために、メリットや注意点を確認しておきましょう。
1. クレジットカードのキャッシングとは
「キャッシング」とは本来、お金を借りられるサービス全体を意味するもので、主にクレジットカードに付帯しているキャッシング枠とカードローンがあります。一般的に「キャッシング」というと、クレジットカードに付帯しているキャッシング枠を指すことが多いです。
クレジットカードには、買い物代金や公共料金などの支払いに利用できる「ショッピング枠」と、お金を借りられる「キャッシング枠」があります。キャッシング枠は利用限度額の範囲内で、コンビニエンスストアや金融機関のATMで現金を引き出せたり、指定した口座に振り込んでもらったりすることが可能です。
1.1 キャッシング枠の利用には審査が必要
キャッシング枠は、クレジットカードを申し込む際に同時に設定するほか、後から追加で申し込むこともできます。ただし、キャッシングはあくまでも借り入れなので、審査を受ける必要があります。
クレジットカードの申し込み時に同時に付帯すれば、一度の審査で済みますが、後から追加する場合は、改めて審査を受ける必要がある点に注意が必要です。
1.2 キャッシングしたお金の使いみち
日本貸資金業協会の「2023年度 資金需要者等の借入意識や借入行動に関する調査結果」によると、キャッシングしたお金の使いみちの上位は以下の通りです。
趣味や娯楽に使うケースが最も多く約34%を占めていますが、食費や家族のための費用、家賃の支払いといった生活に関わる費用に充てているケースも多いです。