4. 令和6年度の東京都の経済状況は「回復しつつある」
東京の範囲を概念的に可視化したポストが話題となったことに関連し、「東京都の経済状況」について紹介します。
東京財務事務所が発表した東京都分の経済情勢報告(令和6年1月判断)によると、都内経済は「回復しつつある」という総括判断となっています。
個人消費・産業活動・雇用情勢の項目はいずれも回復傾向にあるとされ、前回(令和5年)と据え置きという結果になりました。
雇用や所得環境の改善・各種政策の効果もあり、今後も回復が続くことが期待されています。しかし、海外の景気の下振れや、物価上昇、金融資本市場の変動から受ける影響などに、注意を払う必要があると考えられています。
5. 地域情報のWeb地図も制作している
「東京は概念的にどの範囲までか」を可視化し、話題となったいとうさん。実は「ちーぶろマップ」という地図アプリも運営中されています。
ちーぶろマップについてお聞きすると、「私は生活圏の地域情報をブログやSNSを通じて頻繁に見ていて、そのリストを地図上にプロットしてウェブ地図アプリとしてまとめたものが『ちーぶろマップ』です」と説明。
いとうさんが住んでいる千葉県柏市とその周辺を対象に、現時点で1500件以上のブログ記事をマッピングしているそうです。
ちーぶろマップは「日常生活を楽しむためのツール」として作り始めたといい、先々の目標は「地域情報を大量にまとめることで、地域の魅力の集合知を作ること」「楽しさとか感動とか、それもある種の概念的なものですが、それらを地図上に表現できたら新たな価値を生むかもしれないと考えています」と語ってくれました。
日々アップデートが行われており、使いやすい工夫がたくさん施されています。気になる方はぜひ、ちーぶろマップやいとうさんのXアカウントをご覧になってみてください。
参考資料
小野田 裕太