偶数月である2月・4月・6月・8月・10月・12月は年金支給月です。直近では4月15日に支給されました。
そのため、次回の年金支給日は6月14日。多くの方々は働いた対価として給料を毎月貰っていますが、年金は2か月に1度の受給であるため、計画的に使う必要があります。
この違いに慣れず、最初は苦労するシニアも多いものです。
年金は老後生活の一番の収入源と言われており、老後生活を送る上では必要不可欠なものです。そのため、事前に年金受給額を把握していないと切り詰めた老後生活を強いられることもあります。
この記事では年齢別(60歳~89歳)の、平均的な厚生年金と国民年金の受給額について見ていきます。
1. 日本の公的年金「国民年金と厚生年金」の仕組みをわかりやすく解説
私たちは毎月、決して安くない保険料を納めています。にも関わらず、公的年金制度がどういうものか分からないという方も多いのではないでしょうか。
加入する年金の種類によって、将来の年金額は大きく異なるため、基本的な仕組みはおさえておけると良いでしょう。
日本の公的年金制度を図で表すと、下記のような構造となります。
国民年金のみの方と、国民年金に上乗せして厚生年金に加入する方がいると整理できます。
1.1 国民年金の特徴
- 原則、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員に加入義務がある
- 保険料は一律
- 納付した期間に応じて将来もらえる年金額が決まる
1.2 厚生年金の特徴
- 公務員やサラリーマンなどが加入する
- 収入に応じた保険料を支払う(上限あり)
- 加入期間や納付額に応じて将来もらえる年金額が決まる
上記のとおり、現役時代の働き方によって加入する年金が異なります。同じ年収であっても、自営業と会社員では年金額が変わります。
また、途中で独立した方などで厚生年金の加入期間が短い方も、年金額は少ない傾向にあります。
2. 2024年「年金支給日」はいつ?カレンダーでチェック
公的年金は2ヶ月に1度、偶数月の15日(土日・祝祭日の場合は直前の平日)が支給日となります。
支給日に、前々月と前月分がまとめて支給されます。
年金支給日:支給対象月
- 2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分
- 2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分
- 2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分
- 2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分
- 2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分
- 2025年2月14日(金):2024年12月分・2025年1月分
上記のとおり、年金は2ヶ月分がまとめて振り込まれるのが原則です。現役時代の給料のように毎月振り込まれるわけではないので、使い過ぎないよう管理を徹底する必要があります。