2. 日陰の庭でも育てやすい植物おすすめ6選

2.1 インパチェンス

日陰の庭に強い「インパチェンス」

インパチェンスの花が咲いている。色は鮮やかなピンクと赤と白。

ADELART/istockphoto.com

インパチェンスは春から秋にかけて、美しい花を咲かせる一年草です。一重咲き、八重咲きの品種があり、とくにバラ咲きは本物のバラのように美しい花姿が楽しめます。

日陰でも生育可能ですが、日に当てた方が花つきがよくなります。できれば午前中は日が当たる場所など、半日陰で育てて美しい花を楽しみましょう。

※参考価格:500〜700円前後(3号ポット苗)

2.2 ケマンソウ

ゆらゆら揺れる花姿はまるでハートのイヤリング「ケマンソウ」

ケマンソウの花。色は白、ハート形の耳飾りのような形の小花が連なって咲いている。

m_blum/istockphoto.com

まるでアクセサリーのように美しい、ユニークな花が咲くケマンソウも日陰で育てられる多年草。春だけ開花するので、毎年咲く珍しい花を楽しみにしている人も多い植物です。

日が直接当たらない、明るい日陰が生育場所としておすすめです。開花が終わると地上部が枯れてしまう落葉性(宿根草)なので、お世話は継続して行いましょう。

※参考価格:500〜700円前後(3号ポット苗)

2.3 アジュガ

ブロンズリーフが大人シックな「アジュガ」

アジュガの花が咲いている。花の色は紫、葉の色はブロンズ色。

mystical77/istockphoto.com

銅葉が美しいリーフプランツのアジュガは日陰でも育てられる多年草。キレイな葉だけでなく、美しい花も楽しめるグランドカバープランツとしても人気です。

ほふくしながら広がっていく性質があり、環境が合うと増える可能性があります。増やしたくない場合は簡単に引き抜けるので適宜整理しましょう。

※参考価格:200〜500円前後(3号ポット苗)

2.4 ブルンネラ

繊細なブルーの小花を咲かせる「ブルンネラ」

ブルンネラの花が咲いている。花の色は薄い青。葉は大きくて深い緑。

Valerii Maksimov/istockphoto.com

日陰でも育てることができるブルンネラは、ホスタにも似た大きな葉が特徴の多年草です。

とくに葉色がシルバーの品種はシェードガーデンにもおすすめ。春に咲くブルーの小花も必見です。

※参考価格:1000円前後(3号ポット苗)

2.5 ヒューケラ

シェードガーデンで人気のリーププランツ「ヒューケラ」

ヒューケラが植えられている。花の色は赤、葉の色はブロンズ色。

Martina Unbehauen/istockphoto.com

美しい葉色が人気のヒューケラは、シェードガーデンでも人気のリーフプランツです。葉の色が豊富で、レッドやブラウン、イエロー、ダークパープルなどがあります。

ヒューケラだけを組み合わせてもとてもオシャレで、春から初夏には花も楽しめます。花は素朴で趣があります。

※参考価格:400〜800円前後(3号ポット苗)

2.6 アスチルベ

ふわふわの花

明日h導の花が咲いている。色は白、ふわふわした花姿。

Alex Manders/istockphoto.com

アスチルベは、フワフワとした花穂がオシャレな多年草です。開花は5〜7月で、梅雨の時期にも重なりますが、雨にも負けず、花を咲かせます。

夏の高温と乾燥に弱いので、日陰で涼しい場所で育てるようにしましょう。夏越しがしやすくなります。

※参考価格:600〜800円前後(3号ポット苗)

3. まとめにかえて

今回は日陰の庭でも育てやすい植物を紹介しました。

冒頭で述べた通り、日陰と言っても日の当たり方は、庭の場所、太陽の傾き具合、周りの建物の位置、さらには時間、季節によっても異なります。

植物の多くは日光に当たることで養分を作り出しているので、全く日の当たらない場所よりも、短時間でも日に当たる場所、あるいは、直接陽は当たらないものの明るい場所などの方が丈夫に育てやすくなります。

とくに花が咲く植物にとっては、日当たりの良し悪しが花つきにも関わるので、少しでも日が当たるような場所があれば、優先的に花の咲く植物を配置することをおすすめします。

LIMO編集部