Z世代向けの企画・マーケティングを行う「僕と私と株式会社」は、2024年4月4日、全国のZ世代・ミレニアル世代・X世代の男女2421人を対象に、投資に関する意識調査の結果を発表しました。

調査によると、Z世代で投資をしている人の約4割が「月5万円」以上を投資していることが分かりました。

2024年から新NISAが始まり、若い世代でも資産運用にチャレンジする人が増えています。

そこで今回は「Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!投資に関する意識調査」の結果を紹介しながら、「積立期間・積立金額・年利別」に、新NISAでの積立投資シミュレーションを行いました。

老後資金の準備に新NISAを活用しようと考えている方も、投資計画を立てる際の参考にしてみてはいかがでしょうか。

1. 資産運用でもっとも支持されているのは「NISA」

ここからは、僕と私と株式会社「Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!投資に関する意識調査」の結果を紹介していきます。

調査概要は以下の通りです。

<調査概要>

  • 調査名:僕と私と株式会社「Z世代/ミレニアル世代/X世代に聞いた!投資に関する意識調査」
  • 対象条件:全国のZ世代(20~26歳)、ミレニアル世代(27~43歳)、X世代(44~59歳)男女
  • 調査期間:2024年2月28~3月5日
  • 調査方法:インターネットを利用したアンケート
  • 調査有効回答数:2421名(Z世代、ミレニアル世代、X世代:各807名)

まず、現在行っている資産運用(投資)について聞いたところ、全体では「NISA」が最も多く21.0%、次に株式投資で17.4%、投資信託は13.5%と続きました。

Z世代およびミレニアル世代はいずれも「NISAでの資産運用」を支持している結果となりました。

なお、投資を始めたきっかけについては「将来の資金を準備したかったから」が18.3%で最多という結果に。

若いうちから将来への資産形成を意識している人が増えてきていることが分かりました。

では、Z世代は投資に毎月いくらぐらいの金額を使っているのでしょうか?次章で確認していきます。

2. Z世代で投資している人の約4割が「毎月5万円以上」を投資

続いて、投資を行っている人を対象に毎月の投資額を聞いたところ、Z世代では「5万円以上」が43.5%を占め、ミレニアル世代の32.0%、X世代の27.9%と比較しても多い結果となりました。

また、Z世代は「定期的に投資はしていない」という回答が9.2%と、他の世代と比較しても最も少なく、一定以上の金額を定期的に投資に回している傾向がうかがえます。

2.1 Z世代で投資をしている人の約6割が投資のために「今だからできる経験」を犠牲にできる

投資を行っていると答えた人を対象に、投資によって「今の生活」や「今だからこそできる経験」が犠牲になっても良いかを聞いたところ、若い世代であるほど許容度が高い傾向にあることがわかりました。

特に、「今だからこそできる経験」に関しては、「あてはまる」「どちらかというとあてはまる」と答えた層が、ミレニアル世代は48.9%、X世代が26.7%だったのに対し、Z世代は61.9%という回答率になりました。

では、若い世代からも支持を集めるNISAでの投資は、実際にはどれだけの資金が準備できるのでしょうか。

次章からは実際のシミュレーション結果を用いて、将来の資産形成について深掘りしていきたいと思います。

3. 【新NISA】積立投資「25歳が毎月5万円を30年間!」資産はいくらになる?

Z世代である25歳が55歳までの30年間で、毎月5万円の積立投資をしたらどうなるのでしょうか。

「利回り3%」でいくら貯まるかシミュレーションしてみます。

3.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果4/6

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

  • 積立投資期間:30年(25歳~55歳)
  • 想定利回り:3%
  • 積立投資額:毎月5万円
  • 元本:1800万円
  • 運用収益:1113万7000円
  • 合計:2913万7000円

なんと、運用収益だけで1000万円を超える利益が出ています。

4. 【新NISA】積立投資「45歳が毎月5万円を20年間!」資産はいくらになる?

ミレニアル世代である45歳が65歳までの20年間で、毎月5万円の積立投資をしたらどうなるのでしょうか。

「利回り3%」でいくら貯まるかシミュレーションしてみます。

4.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果5/6

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

  • 積立投資期間:20年(45歳~65歳)
  • 想定利回り:3%
  • 積立投資額:毎月5万円
  • 元本:1200万円
  • 運用収益:441万5000円
  • 合計:1641万5000円

投資期間が減ることから、運用収益は約半分以下になってしまいました。

5. 【新NISA】積立投資「55歳が毎月5万円を10年間!」資産はいくらになる?

X世代である55歳が65歳までの10年間で毎月5万円を積み立てたら、資産はいくらになるのでしょうか。

「利回り3%」でいくら貯まるかシミュレーションしてみます。

5.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果6/6

【新NISA】積立投資のシミュレーション結果

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」

  • 積立投資期間:10年(55歳~65歳)
  • 想定利回り:3%
  • 積立投資額:毎月5万円
  • 元本:600万円
  • 運用収益:98万7000円
  • 合計:698万7000円

こうして結果を眺めていると、やはり長期投資による複利効果は資産運用に大きな影響を与えることが分かります。

特に投資期間を長期化できる若年層はハイリスク資産にもチャレンジしやすいため、時間を味方につけて年率3%以上の運用も十分に狙えるでしょう。

ただし、今回はシミュレーション上、利回りが安定していることを前提とした結果となっていますが、実際にはマイナスとなる年もあります。

運用成果はスタート時点で確定するものではありません。目標とした年に元本割れしている可能性があることも理解しておきましょう。

6. 新NISAで積立投資を始めてみよう

今回は投資に関する意識調査の結果を踏まえて、さまざまな世代を想定したシミュレーション結果を確認してきました。

シミュレーション結果からもわかるように、積立期間が長いほど複利効果が大きくなり、元本に対する利益率が大きくなります。また、投資期間が長いことによってリスクを抑える効果もあるので、安定した運用結果が期待できます。

毎月の積立額は少額からでも始めることができるので、投資初心者の方は毎月1万円程度から始めてみてはいかがでしょうか。

本記事が、新NISAを活用した資産形成について考えるきっかけになれば幸いです。

参考資料