3. 後期高齢の保険料を全国で比較

ここからは、年金収入195万円の人の保険料(月額)を都道府県別に確認していきましょう。

3.1 2024年度の保険料

  • 全国:5411円
  • 北海道:6025円
  • 青森県:5170円
  • 岩手県:4583円
  • 宮城県:5025円
  • 秋田県:4808円
  • 山形県:5017円
  • 福島県:4937円
  • 茨城県:5125円
  • 栃木県:4883円
  • 群馬県:5317円
  • 埼玉県:4858円
  • 千葉県:4775円
  • 東京都:5044円
  • 神奈川県:5213円
  • 新潟県:4633円
  • 富山県:5033円
  • 石川県:5409円
  • 福井県:5458円
  • 山梨県:5685円
  • 長野県:4845円
  • 岐阜県:5167円
  • 静岡県:5033円
  • 愛知県:5858円
  • 三重県:5212円
  • 滋賀県:5119円
  • 京都府:5886円
  • 大阪府:6211円
  • 兵庫県:5812円
  • 奈良県:5667円
  • 和歌山県:5808円
  • 鳥取県:5608円
  • 島根県:5345円
  • 岡山県:5500円
  • 広島県:5211円
  • 山口県:6124円
  • 徳島県:5792円
  • 香川県:5617円
  • 愛媛県:5460円
  • 高知県:5833円
  • 福岡県:6357円
  • 佐賀県:5967円
  • 長崎県:5508円
  • 熊本県:6196円
  • 大分県:6184円
  • 宮崎県:5458円
  • 鹿児島県:6275円
  • 沖縄県:5913円

もっとも高いのは福岡県で6357円。もっとも低いのは岩手県で4583円です。

3.2 2025年度の保険料

  • 全国:5673円
  • 北海道:6325円
  • 青森県:5415円
  • 岩手県:4808円
  • 宮城県:5216円
  • 秋田県:5042円
  • 山形県:5283円
  • 福島県:5056円
  • 茨城県:5358円
  • 栃木県:4991円
  • 群馬県:5567円
  • 埼玉県:5067円
  • 千葉県:5008円
  • 東京都:5355円
  • 神奈川県:5440円
  • 新潟県:4850円
  • 富山県:5033円
  • 石川県:5573円
  • 福井県:5458円
  • 山梨県:6003円
  • 長野県:5156円
  • 岐阜県:5400円
  • 静岡県:5275円
  • 愛知県:6117円
  • 三重県:5475円
  • 滋賀県:5371円
  • 京都府:6180円
  • 大阪府:6495円
  • 兵庫県:6134円
  • 奈良県:5833円
  • 和歌山県:6125円
  • 鳥取県:5892円
  • 島根県:5618円
  • 岡山県:5758円
  • 広島県:5438円
  • 山口県:6408円
  • 徳島県:6033円
  • 香川県:5892円
  • 愛媛県:5719円
  • 高知県:6100円
  • 福岡県:6641円
  • 佐賀県:6250円
  • 長崎県:5792円
  • 熊本県:6259円
  • 大分県:6509円
  • 宮崎県:5675円
  • 鹿児島県:6592円
  • 沖縄県:6410円

もっとも高いのは福岡県で6641円、もっとも低いのは岩手県で4808円となりました。

基本的に後期高齢保険料は年金からの天引きとなるため、年金の手取り額は額面より少なくなる点に注意が必要です。同じ年収でも保険料が異なるため、年金手取りが変わるということです。

実際には年金収入がもっと高い方もいるため、負担が高くなることもあるでしょう。

4. 老後も負担が重い「税金・保険料」に注意を

2024年度・2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率や保険料例を確認しました。

2024年度・2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率や保険料例

2024年度・2025年度の後期高齢者医療制度の保険料率や保険料例

出所:厚生労働省「後期高齢者医療制度の令和6・7年度の保険料率について」

医療制度を維持するためには、今後も保険料の引上げが続く可能性があるでしょう。

また、一部負担金もかつて0円という時代がありましたが、現在では最大3割となっています。

さらに年金から天引きされるお金は、後期高齢の保険料だけでない点にも注意が必要です。

所得税や住民税、介護保険料(75歳未満の方は国民健康保険料も)を年金からの特別徴収で納めるため、高齢者の負担は意外に重いものです。

ねんきん定期便等の額面を鵜呑みにせず、余裕をもった資金計画を立てておきましょう。

参考資料

太田 彩子