4. 米国版クラウンエステート「クラウン・シグニア」でインテリアをチェック

2023年11月16日には、米国で米国版クラウンエステートの「クラウン・シグニア」が発表されました。

こちらは詳細なスペックとともに多くの画像が公開されていますので、参考に見ていきましょう。

米国仕様クラウン・シグニア

米国仕様クラウン・シグニア

出所:トヨタUSA公式画像

インテリアは、基本的にはクロスオーバーと変わりません。

しかし、ブロンズ仕上げのトリム、ドアとダッシュボードのカラーマッチしたソフトタッチパネルによって、高級感&快適性が見て取れます。

また、大型のフルカラー・ディスプレイと12.3インチのマルチメディア・タッチスクリーンがハイテクな雰囲気も醸し出しています。

シートカラーはサドルタンまたはブラックから選択することができるようですが、日本仕様とは異なるかもしれません。

米国仕様クラウン・シグニア

米国仕様クラウン・シグニア

出所:トヨタUSA公式画像

そして、エステートならではのラゲッジルームは、アウトドア用品や荷物を収納するための長さ 6.5 フィート(約1980mm)の荷物スペースがあり、パワーリフトゲートによりハンズフリー操作が可能になっています。

5. クラウンエステートの走行性能

では、走行性能はどうでしょうか。

パワーユニットに関してはHEVがクロスオーバーと同じく、2.5リッターDOHC4気筒エンジンに2つの電気モータージェネレーターが搭載されており、システム最高出力172kW(234PS)を発揮する2.5Lハイブリッドシステムです。

そして、クラウンスポーツに追加設定されるPHEVも設定されます。

米国仕様クラウン・シグニア

米国仕様クラウン・シグニア

出所:トヨタUSA公式画像

米国仕様クラウン・シグニア

米国仕様クラウン・シグニア

出所:トヨタUSA公式画像

そして、搭載予定のE-Four(電気式4WDシステム)は、必要なときに後輪に電力を供給。駆動力の最大80%を後輪に先回りして配分することで、発進時の前輪のスリップを抑制します。

また、アンダーステアを抑えることでコーナリングの俊敏性を向上させ、トルク配分は状況に応じて変化。定速走行時は100:0、滑りやすい路面では20:80となります。

6. 最新のトヨタセーフティセンス

クラウンエステートには、他のクラウンシリーズ同様に、最新の予防安全パッケージであるトヨタセーフティセンスが装備されます。

これにより2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立。先進機能が多くの状況でドライバーをサポートしてくれます。

米国仕様クラウン・シグニア

米国仕様クラウン・シグニア

出所:トヨタUSA公式画像

クラウンエステートには、他のクラウンシリーズ同様に、2種類のセンサーで高い認識性能と信頼性を両立し、先進機能が多くの状況でドライバーをサポートする最新の予防安全パッケージであるトヨタセーフティセンスが装備されます。

6.1 Toyota Safety Sense

  • プリクラッシュセーフティ…ぶつからないをサポート
  • レーントレーシングアシスト…高速道路のクルージングをサポート
  • レーンディパーチャーアラート…はみ出さないをサポート
  • レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)…ついていくをサポート
  • アダプティブハイビームシステム…夜間の見やすさをサポート
  • ロードサインアシスト…標識の見逃し防止をサポート
  • ドライバー異常時対応システム…救命・救護をサポート
  • プロアクティブドライビングアシスト…安全運転をさりげなくサポート
  • 発進遅れ告知機能…先行車・信号出遅れをサポート
  • 緊急時操舵支援(アクティブ操舵機能付)…操舵回避をサポート
  • フロントクロストラフィックアラート…出会い頭の事故防止をサポート
  • レーンチェンジアシスト…高速道路の車線変更をサポート

7. まとめにかえて

クラウンエステートは、クラウンシリーズの中では最も懐かしく、そして最も斬新なモデルではないでしょうか?

最新の機能と性能、さらにクラウンならではの高級感を備え、エレガンスな場でもアウトドアでも、家庭でも活躍できる。

そんな新型クラウンエステートは、ステーションワゴンブームを再び巻き起こすきっかけになるかもしれません。

参考資料

田中 秀雄