子育て世帯の平均的な負債額はいくら?現代の子育て世代が背負うものとは
同資料により負債額を確認すると1119万7000円でした。高齢者世帯や高齢者世帯以外の世帯などと比べて最も負債額が大きく、住宅ローンを抱えているご家庭が多いといえるでしょう。
貯蓄があっても、負債額が大きくては純貯蓄額(貯蓄ー負債)はマイナスになってしまいます。
子育て世帯は住宅ローンだけでなく、車を保有していたり、また習い事や塾、大学費用などお子さんの教育費もかかります。
加えて少子高齢化で年金への不安が高まる現代では、老後資金も早くから備える必要があります。
「住宅ローン・教育費・老後資金」と人生三大支出を背負う子育て世帯が多いですが、一方で日本の平均年収は30年間400万円台で変化がない中、物価や社会保険料が上がるという現実があります。
夫婦共働きが主流とはなっていますが、内訳をみるとパートタイムで働く女性が多く、夫婦でフルタイムで働くには仕事・家庭環境的に難しいご家庭も少なくありません。
そもそも保育園や学童に預けられないという方もおり、制度だけでなく環境的にも少子化対策の必要性は高まるでしょう。