2. 桜がなくても成立する日本のお花見文化がおもしろい

「おnull見」でも大丈夫！宴会ができれば良し！

桜が咲いてない上野公園の様子

出所：@pakuriman

この日はパートナーと上野でお花見しつつ博物館を巡る予定だったShichiroさん。近年この時期に開花していないのは珍しいですが、それでもお花見に来る人が思った以上に多くてびっくりしたそうです。

さらに「桜の木の近くで宴会してるグループもたくさんいて、前々から予定していた花見を今更ずらせないから、桜が咲いていなくてもやろうかという人が多かったと思います」とのこと。

「花見はあくまで白昼堂々屋外で集まって飲む口実でしかなくて、極論桜は咲いてなくても成立するんだなというのが見ていておもしろかったです」と心境を語ってくれました。

また、外国人観光客は「花が咲いていないのにこんなに多くの人が集まるのはなぜ？」と不思議そうな表情を浮かべる人が多かったそう。数本だけ少し開花してる桜の木があったため、そこで記念写真を撮っている方もいるようでした。

日本人だけの共通認識である、お花見の真の目的を教えてあげたくなりますね。

ポストには多数のいいねに加え、リプライ欄には、

  • 「咲いたらおTRUE見にでもなんのかｗ」
  • 「お枝見、風情がありますなぁ」
  • 「近所の公園にもおnull見しながら飲んでる集団がおったよ」

など、おnull見に反応する人や似たような宴会を見かけたという声が数多く寄せられました。

3. 2024年のお花見の平均的な予算は6872円

いかがでしたでしょうか。今回はXで話題になっている、「桜が咲いていないのに多くの人で賑わうお花見会場の投稿」についてご紹介しました。

ちなみに、株式会社インテージが全国の15歳から79歳の男女（2500人）を対象にした調査結果によると、2024年のお花見の平均的な予算は6872円でした。

前年に比べほぼ変動がない結果でしたが、物価高騰の影響で桜の名所に遠出をする人は減り、近場で済ませる人が多いようです。

これからが春本番。暖かい気温の日が増えて、桜が本格的に開花するのが待ち遠しいですね。

参考資料

成瀬 亜希子