今年の次の年金受給日は4月15日(月)。実際みんながどれぐらいもらえているのかは、気になるところです。
年金は2か月に1回の受給。そのため毎月の給与とは異なるため、現役時代と違うスケジュールとなります。
今回は、年金受給カレンダーをチェックした後、2023年12月に厚生労働省から公表された「令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに、最新の厚生年金と国民年金の受給額を確認していきましょう。
記事の後半では、厚生年金・国民年金それぞれの年齢別・平均受給月額、そして一覧表で受給権者数をチェックしていきます。
1. 2024年「年金支給日」カレンダー
公的年金は2ヶ月に1度支給されます。偶数月の15日(土日・祝祭日の場合は直前の平日)が支給日です。
年金支給日:支給対象月
- 2024年2月15日(木):2023年12月分・2024年1月分
- 2024年4月15日(月):2024年2月分・2024年3月分
- 2024年6月14日(金):2024年4月分・2024年5月分
- 2024年8月15日(木):2024年6月分・2024年7月分
- 2024年10月15日(火):2024年8月分・2024年9月分
- 2024年12月13日(金):2024年10月分・2024年11月分
現役時代の給与は、毎月振り込まれることがほとんどでしょう。一方、年金は前々月と前月分がまとめて支給されます。
2ヶ月分がまとめて振り込まれますので、使い過ぎないよう管理を徹底する必要があります。
2. 【2024度】2.7%増額へ、厚生年金・国民年金のモデル年金額
年金額は毎年度改定されます。厚生労働省より公表された、2024年度最新の年金額の例を見てみましょう。
2.1 5.1 2024年度の年金額の例(国民年金と厚生年金)月額
- 国民年金(満額):6万8000円(+1750円)
- 厚生年金※:23万483円(+6001円)
※平均的な収入(平均標準報酬(賞与含む月額換算)43万9000円)で 40年間就業した場合、受け取り始める「老齢厚生年金と2人分の老齢基礎年金(満額)」。
厚生年金はモデル夫婦となっており、1人分にすると16万2483円。年金生活に入り、貯蓄の取り崩しに入る世帯も増えてくることでしょう。
自分の年金額や見込額をしっかりと把握したうえで、老後生活の資金計画を立てたいもの。次の章から、年齢別・年金一覧表をもとに厚生年金の平均受給月額をチェックしていきます。