2. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄「100~200万円未満」は何パーセントか
50歳代・二人以上世帯で「貯蓄100~200万円未満」の人はどれくらいいるのでしょうか。
金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和5年)」より、50歳代・二人以上世帯の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。
2.1 【50歳代・二人以上世帯】「貯蓄100万円~200万円未満」の割合
- 6.4%
2.2 【50歳代・二人以上世帯】「貯蓄200万円未満」(貯蓄ゼロ含む)の割合
- 42.9%
2.3 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1147万円
- 中央値:300万円
貯蓄貯蓄「100万円~200万円未満」の割合は6.4%、貯蓄200万円未満は42.9%でした。
また、高い値に引っ張られる「平均貯蓄額」と、より現実的とされる「中央値」の開きが見受けられます。
それでは、貯蓄を保有している世帯に限ってみると数値はどのように変化するでしょうか。
3. 【50歳代・二人以上世帯】貯蓄保有世帯のみの平均と中央値はいくらか
次に、同調査より貯蓄保有世帯のみの貯蓄額について見ていきましょう。
3.1 【50歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値
- 平均:1611万円
- 中央値:745万円
貯蓄保有世帯のみの貯蓄額をみると、貯蓄1500万円以上は28.7%。
平均は1500万円を超え、中央値は700万円を超えました。大きな「貯蓄」格差が生まれているといえるでしょう。
足りないと不安に感じる方は、なるべく早めに「老後資産づくり」に取り掛かりましょう。