同じ放牧地で過ごすことになった理由
ツイッター上で注目を集めた、お互いに距離を詰める2頭。気になるのは、同じ放牧地で過ごすことになった理由です。
うらかわ優駿ビレッジAERUの担当者に聞いてみると、「大きな理由としては、オウケンは一頭だと刺激が少なく、サク癖(空気を飲み込む癖)をしたり運動不足になりがちなので、よく動くスズカがいることでいい意味で刺激となり、悪い癖や運動不足の解消になれば…という狙いです」と説明してくれました。
スズカフェニックス側の理由としては、「寂しがりやな性格なので、相棒がいると落ち着くことが多く、過去にはカラトン(乗用馬)やタイムパラドックスと一緒に放牧していました。両馬共亡くなり、2月には隣の放牧地にいたウイニングチケットも亡くなり、どこか寂しそうにソワソワすることが増えたため、オウケンと一緒にすることで精神的に落ち着いてくれればという狙いがありました」とのこと。
2頭がより良い生活を送るために考えられたそうです。
オウケンブルースリとスズカフェニックスがついに同じ放牧地で過ごすことになりました👬🌟
— うらかわ優駿ビレッジAERU (@aeru_joba) April 6, 2023
2頭が初めて一緒に放牧された日の映像をお届けします👀✨始めは緊張していたようですが、ケンカもせず、すぐに馴染んでくれました☺️
これからどんなコンビになるか楽しみですね🙌 pic.twitter.com/yDZeg4E5a7
良い関係を築いている2頭
気になる2頭の関係性については、「今現在の様子を見てみると、3歳年上なのにヤンチャで落ち着きのないスズカですが、年下のマイペースなオウケンがいることで精神的に支えになってくれているように感じています。オウケンにとってもスズカがいることで色々刺激をもらっているようなので、お互いいい関係になりつつあると感じています」と話してくれました。
話題となった今回のツイートは4月ですが、初めて一緒に放牧をしたのは3月17日。そもそもの相性が良くないと一緒にはできないので、時間をかけて様子を見ていたそう。
今後は2頭仲良く過ごす姿がたくさん見られそうですね。
参考資料
小野田 裕太