2024年3月22日に公開された、総務省「2020年基準消費者物価指数 2024年(令和6年)2月分」によると、東京都区部の2023年CPI(総合)は前年比3.2%でした。
1年間で3%も物価が上がっており、それだけ現金の価値が下がっていることになります。
物価高でちょっとしたランチなどへの支出も躊躇する人は少なくありません。それでは、現代の日本人は回転寿司代としていくら使っているのでしょうか。
今回は最新の意識調査資料から、平均の支払額や地域差を探っていきましょう。記事の後半では、気になる物価上昇率やシニアの家計状況についてもチェック!
1. 【調査】2024「回転寿司」に関する消費者実態調査
食品を扱うマルハニチロ株式会社が、今回で14回目となる「回転寿司に関する消費者実態調査 2024」を実施。
回転寿司の利用状況や支払う平均金額などが浮き彫りとなりました。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査方法:インターネット調査
- 調査対象:月1回以上、回転寿司店を利用する15歳~59歳の男女
- アンケート母数:男女合計3000名(全国)
- 実施日:2024年2月20日~2月22日
- 調査協力会社:株式会社ネットエイジア
- リリース公開日:2024年3月25日
1.1 【男女別】差は「428円」回転寿司店で支払う金額はいくら?
全回答者(3000名)に「回転寿司店を利用した際、1人あたりいくらくらい支払うことが多いか」質問したところ、「1000円~2000円未満」(53.6%)に最も多くの回答が集まりました。
全体の平均額は1804円、男女別にみると男性の平均額が2018円、女性の平均額が1590円という結果でした。
1.2 【地域別】1人あたりの回転寿司店で支払う金額が最も高い地域は「北海道」
同調査より判明した、回転寿司店での平均支払い額が最も高くなった地域は「北海道」で1984円。
そのあとに関東(1894円)、北陸(1859円)などが続きます。今回のランキングでトップの北海道と、最も金額の低かった甲信越地方で、その差は359円。
同じ国の中で、差が生まれるのはおもしろいものですね。もしかしたら、地域特有のネタや名産などの価格変動などが影響しているのかもしれません。