2. 新NISAで「1000万円」貯めることは可能?利回りと積立期間ごとにシミュレーション

1000万円を積立投資で達成するためには、どのくらいの期間で毎月いくらつみたてればよいのでしょうか。

今回は元利合計で1000万円を達成するための運用期間と金額を、利回り別でシミュレーションしてみました。

2.1 「積立投資で1000万円」シミュレーション結果

【積立投資】1000万円貯めるための毎月の積立額

【積立投資】1000万円貯めるための毎月の積立額

出所:金融庁「資産運用シミュレーション」をもとにLIMO編集部作成

【利回り(年率)1%】

  • 10年:7万9271円
  • 15年:5万5156円
  • 20年:3万7656円

【利回り(年率)3%】

  • 10年:7万1561円
  • 15年:4万4058円
  • 20年:3万460円

【利回り(年率)5%】

  • 10年:6万4399円
  • 15年:3万7413円
  • 20年:2万4329円

年率5%で20年運用した場合、毎月の積立額は2万5000円以内におさまります。

毎月2万円台の積立であれば、節約や家計の見直しなどで捻出できる金額ではないでしょうか。

1000万円というと大きな金額に感じますが、長期投資を前提に、利回りが期待できそうなファンドを選ぶことができれば決して難しい数字ではありません。

ただし、NISAの運用は開始時点でリターンを確定しているものではありません。期待以上の成果が出る年もあれば、損失が続くこともあります。

今回ご紹介したシミュレーションは、あくまでも目安として参考にしてください。

3. 新NISAなどの資産運用でお金を増やそう

今回は、新NISAを活用した資産運用シミュレーションをご紹介してきました。

貯蓄の目標として「1000万円」を目安に貯める人も多いでしょう。毎月の投資額が少なくても、時間を味方につけることで1000万円という数字は現実味を帯びてきます。

投資には元本割れのリスクが伴いますが、「長期・分散・積立」の3つポイントをおさえることで、リスクを低減させられると言われています。

先取り貯蓄の要領で、毎月の家計から投資費用を捻出し、できるだけ早いうちから資産運用をスタートすることで、効率的な資産形成が可能になるでしょう。

参考資料

中本 智恵