2. 【春のガーデニングシーズン到来】4~5月に種まきできる一年草4選
2.1 植えたら夏が待ち遠しくなる!ヒマワリ
ヒマワリ
- 学名:Helianthus annuus
- 科名・属名:キク科 ヒマワリ属
太陽の方に向かって咲き、存在感を発揮するヒマワリ。パッと明るいイエローが夏の陽射しによく似合います。大輪の印象が強いですが、近年ではコンパクトなお庭でも育てやすい矮性種なども登場しており、手軽に楽しめるようになってきました。
種が大きいのでまきやすく、簡単に育てることができます。発芽適温は20~25℃。移植を嫌うので直まきがのぞましいですが、場所が決まっていない場合はポットにまいて育苗しましょう。
荒れ地でも育つ強健な性質を持ちますが、土の栄養が不足すると上手に育たなくなることも。しっかりと肥料を与えましょう。
※参考価格:400円前後(種、1袋)
2.2 枯れない花?キュートで丈夫なセンニチコウ
センニチコウ
- 学名:Gomphrena
- 科名・属名:ヒユ科 センニチコウ属
お庭のアクセントとなり、ポンポンのように咲く姿が愛らしいセンニチコウ。「千日の間花を咲かせる」「枯れない」といわれ「千日紅」の名がつきました。
古くから仏花として利用されるほか、ドライフラワーにしても色褪せにくいためアレンジメントなどでも重宝されています。
発芽には比較的高温が必要です。5月ごろを目安にまきましょう。日本の気候、風土に適していて育てやすい草花です。日当たりと水はけのよい場所で育てれば、初夏から秋まで長く花を楽しめます。
※参考価格:100~300円前後(種、1袋)
2.3 愛らしいのに暑さに強くてタフ!ニチニチソウ(ビンカ)
ニチニチソウ(ビンカ)
- 学名:Catharanthus roseus
- 科名・属名:キョウチクトウ科 ニチニチソウ属
真夏の炎天下でも花を咲かせるニチニチソウ(ビンカ)。5弁のシンプルな花の形がポピュラーですが、最近では八重咲きやフリンジ咲きなどの品種も出回っています。
発芽適温は25℃前後と高いので、気温が上がった5〜6月に種まきしましょう。種に光が当たると発芽が悪くなってしまうので、種が見えなくなるように覆土してください。
日照を好み、乾燥にも強いだけでなく土質を選ばないのでガーデニング初心者でも育てやすい花。開花期が長くキュートなのにタフという、いいことずくめの花壇の優等生です。
※参考価格:200~500円前後(種、1袋)
2.4 ビタミンカラーでエナジーあふれる!マリーゴールド
マリーゴールド
- 学名:Tagetes
- 科名・属名:キク科 マンジュギク属
鮮やかなオレンジやイエローの花を咲かせるマリーゴールドは春まき一年草の代表選手。明るく華やいだ雰囲気を演出してくれます。
種は大きくてまきやすい上に、5〜6日で芽を出してくれるのも嬉しいポイント。発芽適温が20~25℃と低いほうなので、桜の咲く頃からまき始めましょう。
独特の香りには虫除け効果があるとされ、他の植物と互いに助け合う「コンパニオンプランツ」としても重宝する優等生。
日当たりと風通しのよい場所で上手に管理してあげましょう。
※参考価格:100~500円前後(種、1袋)
3. まとめにかえて
今回ご紹介した花々は育てやすくて丈夫なものばかり。種から育てるといってもさほど難しい作業は必要ありません。
愛情こめれば植物もそれにこたえてきっと美しい花を咲かせてくれます。それを目標に、でもあまり気負わずに、ステキな植物を育ててみてくださいね。
LIMO編集部