2. 受験5教科の内申点は、授業態度や提出物の締切りを厳守する姿勢なども重視される

内申点では、授業態度や提出物の締切りを厳守する姿勢なども重視される。

内申点

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内申点を上げるには定期テストで良い成績を上げることは外せない条件です。定期テストが行われる日は次年度の年間スケジュールを渡される際に全て明記されており、学習計画を早めに立てて対策を講じましょう。

「85点以上取る」といった具体的な目標を掲げることも大切です。テストの点数が良いことはテスト勉強をしっかりしている証でもあり、「努力をしている生徒」と受け止められます。

テストの成績で高得点を取るのが難しい場合は、ワークやレポートといった提出物を期限内にしっかり出すことはもちろんのこと、分からない問題や単元を先生に質問することで「学習意欲の高い生徒」と認識され、悪い印象を持ちません。

反対に、授業態度が悪く、提出物を出さない生徒はいくらテストの成績が良くても「5」を取れないこともあります。中学校で受験科目である5教科の内申点を上げるには以下のことに気をつけてください。

  • 定期テストや小テストの成績
  • 授業態度
  • 提出物の締め切り厳守
  • レポート類の課題は手を抜かない

学習指導要領改定で、思考力や読解力など生徒に考えさせる学びが強まっています。理科のようにレポートの課題を課されると生徒の学習意欲が分かりやすいため、とくに力をいれて取り組みましょう。

3. 受験科目ではない教科では、「積極的な授業参加」や「練習する姿勢」も内申点アップのカギ

「積極的な授業参加」や「練習する姿勢」も内申点アップのカギ

挙手する生徒

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国語や数学のような教科とは異なり、受験科目ではない音楽、保健体育、技術家庭、美術は手を抜いても良いという意識が働いてしまうこともありますが、公立高校を受ける際は内申点が見られるため気が抜けない科目です。

どの科目も得意不得意の個人差が大きいため、苦手意識を持っていると授業態度に出やすくなります。しかし、全員が平等にできる訳ではありませんから「授業への積極的参加」が重要なポイントになります。

体育では、運動が苦手な子ばかりが保健体育で「3」になり、運動神経が良い子だけが「5」となるわけではありません。マット運動が苦手でも、どう改善するか自分で考えたり同級生や先生にアドバイスを求める子は良い評価を得やすいです。

美術は絵の上手い下手を気にせず発想力や工夫力で勝負をする、音楽は合唱のテストで恥ずかしがらず、姿勢を正して歌い、リコーダーの練習をしてテストに臨みましょう。

技術家庭科は、段取り良く作業するなど、違う形で子どもの力を発揮できる方法を探りましょう。

5教科に比べると軽視しがちになりますが、入試では内申点としてチェックされる重要な科目です。普段の授業をだるそうに受けず、期末テストでの点数をしっかり取れるよう日頃から親子で話し合いをしてください。