4. 「積極的な生徒」として見られることが、イメージアップになる
中学生になると小学生時代の通知書とは比較にならないほど急に大人社会のように子どもが評価されるようになります。小学生の頃の感覚で進学すると痛い目に遭うので、高校受験に直接影響を与える内申点の重要性を子どもが理解していることも対策の一つになります。
新入学、新年度に備えて内申点をアップしていくには以下のことをできる範囲で取り組んでいきましょう。
- 委員会に入る
- 生徒会に立候補する
- クラスの班の役職に就く
- 学級委員に立候補する
- 部活動の役職に就く
- クラスでの教科係で積極的に動く
- 英語スピーチコンテストや弁論大会に出る
先生に好印象を与え、早めに覚えてもらうには積極的に役職に就き動く姿勢を見せることが欠かせません。そのためには役職に就き、先生と顔を合わせるまたは会話する機会を増やしていくことが大切です。
「内申点稼ぎ」と陰口を叩かれるかもしれませんが、オール5に近い受験生との争いになる進学校、トップ高校を目指す場合は内申点が低いのは大きなハンデとなります。合格を引き寄せるには、子どもができそうな役に立候補しリーダーシップを発揮するのが望ましいです。
委員会や生徒会に入りたくないという引っ込み思案な子は教科係に就くことがあります。その際は、先生に事前の準備や宿題などを質問しクラスに伝える役割をしっかり担当しましょう。
賑やかでも責任感のない生徒は印象が悪くなります。無口で控えめだけれどやるべきことをちゃんとやるということは「自分の役割を全うしている」と思われ、言われたことをやり、気配りをすることで「責任感のある生徒」と目に映ります。
5. 「内申点アップ」の戦いは地道な戦い
「成績が良ければ授業態度が悪くても大丈夫」という時代ではありません。筆記試験の点数が合否を分けることに疑いの余地はありませんが、合否ラインでは内申点の良し悪しも加味されます。
成績が出るのは3学期制の学校では年3回、2学期制の学校では年2回と限られています。定期テスト、そして普段の授業態度や役職に就くなど子どものできることを精一杯取り組ませて内申点を上げていくようにしましょう。
参考資料
中山 まち子