「厚生年金と国民年金」から天引きされる5つのお金。老後も負担は続く【2023年04月ベストセレクション】毎年4月は2ヶ月ぶりの年金支給月

4.「国民年金」受給額は月額いくらなのか

同じく厚生労働省年金局の「令和2年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」から、次は国民年金の平均受給額を抽出してみます。

平均年金月額：5万6368円

国民年金月額階級別の老齢年金受給者数

出所：厚生労働省年金局「令和3年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとにLIMO編集部作成

男女ともに、ボリュームゾーンは6万円～7万円未満です。国民年金の平均月額には男女差はさほどないことがわかります。

厚生年金がない場合、年金だけで暮らすのは心もとないと感じるかもしれません。

厚生年金と国民年金の額面をご紹介しました。

ここからさらに天引きされるお金があると考えると、年金だけで暮らすのが難しいと感じる方もいるでしょう。

実際、多くの高齢者は100％年金だけで生活するのではなく、貯蓄を切り崩したり働いたりして補填しています。

老後は年金以外の何らかの収入源や貯蓄が必要

出所：厚生労働省「2021年　国民生活基礎調査の概況」

「老後はリタイアして悠々自適に年金生活を…」とイメージする方もいるかもしれませんが、実際には年金以外の何らかの収入源や貯蓄が必要になるでしょう。

など、それぞれに合う方法を複合的に行い、老後に向けた準備が求められます。

まずは情報収集を行い、今後のマネープランをじっくり考えてみてはいかがでしょうか。

太田彩子