ナチュラルガーデンの主役と言えば宿根草。芽吹きからやがて立ち枯れるまで、季節の移り変わりに合わせて風情のある草姿を見せてくれます。

今回はガーデニング歴30年の経験をもとに、初春から夏にかけて咲く宿根草の中から、手間がかからず初心者にも育てやすい宿根草を参考価格とともに紹介します。

記事の最後ではお手入れが楽ちんな植物の選び方を、3つのポイントにまとめて解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

1. 【宿根草ガーデニング】早春に咲く宿根草2選 素朴で可憐な花姿

1.1 スノーフレーク

スノーフレーク Leucojum aestivum/ヒガンバナ科

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スラリと細い茎を伸ばし、ベル型の白い小花を吊り下げて咲くスノーフレーク。風が吹くと軽やかに揺れながら、待ち遠しかった春の訪れを告げてくれます。

年を重ねるごとに球根が分球し、群生して咲く姿が楽しめるでしょう。

※参考価格:100~200円前後(1球)

1.2 ハナニラ

ハナニラ Ipheion uniflorum/ネギ科

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ハナニラは葉に触れるとニラのような匂いがすることが名前の由来。ただし球根には毒性があるため間違って食べないようにしてください。

とても性質が強く、庭植えではほとんど水やりしなくても元気に育ちます。

※参考価格:50~100円前後(球根1球)

2. 【宿根草ガーデニング】春に咲く宿根草2選 繊細でしっとりしたたたずまい

2.1 宿根アマ

宿根アマ linum/アマ科

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細い茎を立ち上げ、青空のように澄んだブルーの花を咲かせる宿根アマ。繁殖力旺盛で、こぼれ種からも発芽して増えていきます。

日当たりがよくやや乾燥気味の環境を好むので、風通しのよい場所に植えて水やりは控えめで育てましょう。

※参考価格:400~600円前後(3号ポット苗)

2.2 ミヤコワスレ

ミヤコワスレ Miyamayomena/キク科

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ミヤコワスレはしっとりとした和の雰囲気が魅力。花色はブルーや紫・白・ピンクで、小菊のようなカワイイ花が4~6月にかけて咲き続けます。

開花時期は日がよく当たり、夏は周りの葉が茂って半日陰になるような場所がオススメです。

※参考価格:300~500円前後(3号ポット苗)