40歳代の中には、老後の生活を考えて資産形成を始めたいと思っている人も多いかもしれません。
では、40歳代から資産運用を始めて2000万円を用意することは可能なのでしょうか。本記事では、40歳代が新NISAで「月5万円・20年間」の積立投資をした場合に2000万円貯めることができるのかをシミュレーションします。
運用利回り別にもシミュレーションするので、ぜひ資産形成を検討するうえでの参考にしてみてください。
1. 新NISAとは
シミュレーションの前に、まずは最近話題になることの多い新NISAがどのような制度なのか確認しましょう。
新NISAとは、投資で得た利益と配当金が非課税になる制度です。通常、投資では利益と配当金に対して約20％の税金がかかります。
ただし、新NISA口座で投資をすればこの税金がかからないため、効率よく資産を築くことが可能です。また、新NISAは年間360万円まで投資ができ、合計で1800万円（元本部分）まで投資商品を非課税で保有できるため、高額な老後資産の形成にも向いている制度です。
そのため、積立投資を始める際には、新NISAを利用しましょう。
1.1 新NISAのポイント
- 非課税保有期間が「無期限化」
- 口座開設期間は「恒久化」
- 「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の併用が可能
- 年間投資枠は成長投資枠「年間240万円」・つみたて投資枠「年間120万円」
- 非課税保有限度額は全体で1800万円(成長投資枠：1200万円※枠の再利用可能）
次章では、新NISAを利用して毎月5万円の積立投資を20年間続けた場合に、資産をどのくらい増やすことができるのか、シミュレーション結果を一覧表付きで確認していきます。
