3. 人々がフレンドリーで活気に満ちているバングラデシュ
大きな話題を呼んだ、ダッカでの列車の風景。
投稿主の@kaminoke__15さんに動画の光景を見たときの心境を聞いてみると、「純粋に驚きました。タイなどの途上国では列車の扉が常に開け放しで、動き出した列車に飛び乗る、完全に停車する前に列車から飛び降りる、といった行為はそう珍しい事ではありませんが、駅を通過する列車に無理矢理乗降するという光景は初めて見たので、とても衝撃を受けました」とのこと。
また、撮影地であるバングラデシュの印象についても伺うと、「人々がフレンドリーで活気に満ちている印象を受けました。私自身、これまで鉄道の撮影目的で10か国以上を訪れましたが、線路端で現地の方々に声をかけられる機会がこれまでで最も多かったのはバングラデシュでした。しかしその一方で、ストリートチルドレンに『money please』とつきまとわれたり、市内の道路で大渋滞を体験したりするなど、貧富の格差や大気汚染、ダッカの交通環境など、多くの課題が残されているように感じました」と話してくれました。
タブレット通過授受を撮ったつもりがなかなかの衝撃映像になってしまった( pic.twitter.com/NYD4j4NTLu
— かみの (@kaminoke__15) February 10, 2024
4. 働き者が多いバングラデシュ
ここからは、バングラデシュについて説明します。
インドの隣にあるバングラデシュは、日本の約4割の面積となる14万7000平方キロメートルに1億7118万人が暮らしています。
実質GDPは3055億ドル(約45兆円)、一人当たりのGDPは2688ドル(約39万円)。主要産業は衣料品・縫製品。近年は、世界の繊維産業の中心国として、急速にその存在感を増している国としても有名ですね。労働者人口は7305万人。内訳は農業45.4%、サービス業37.6%、工業/製造業17%となっています。
バングラデシュは働き者が多い国で、「男女週別当たり 実労働時間(2021年)」は47時間で世界1位。ちなみに日本は、37時間です。
5. 国内外の鉄道写真を投稿
いかがでしょうか。今回は、Xで話題になっているダッカでの列車の風景を紹介しました。
投稿主の@kaminoke__15さんのXアカウントには、国内外のさまざまな場所で撮影した鉄道写真が投稿されています。
素敵な写真がたくさん投稿されているので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
参考資料
小野田 裕太