年収が1,000万円を超えたので、車を買い替えた、広めのマンションに引っ越したという人もいるでしょう。また、よく聞かれるのが子どもの小学校・中学校受験に奥さんが突然熱心になった、という話です。

もし私立小学校に進学させるとなると、学費が年間100万円を超えることもザラのようです。また、住宅ローンを抱えるサラリーマンも多く、可処分所得が大きく増えない中で教育費が高額になり、厳しさを感じる人もいるようです。

もちろん家族で話し合った結論のはずですが、中には「エスカレーター式の学校に通っていた奥さんが強硬に主張して、公立育ちの自分にはまったく理解できなかったのだけど…」という人もいますし、仲間内で秘かにやりくりの方法を尋ね合っているという人もいるようです。

本当は割り勘にしてほしい…言えない本音

年収1,000万円に到達したことで「お小遣いが増えた」「無制限になった」という声も聞かれます。これは、お小遣い制で日々のやりくりに苦労しているサラリーマンの方にとって希望の光ともいえるのかもしれません。

ところがこうした人の中には「トータルで使えるお金は増えたけれど、純粋に自分のために使えるお金は以前より減った」とこぼす人もいます。

というのも、1,000万円プレーヤーの多くは大手企業のサラリーマンであり、何らかの役職についていることがほとんど。そのため、会社の宴会などで負担する額もまるで税金のように激しく累進することがあるのだといいます。お小遣いが増えても、「立場」による出費がかさむというわけです。

明らかに高収入だとわかっている上司が飲み会で割り勘を主張してきて、「たくさんもらっているのにケチだ」と思ってしまうという部下の方もいらっしゃるかもしれません。実際にケチという可能性もなきにしもあらずですが、もしかするとこうした事情もあるのかもしれませんね。

まとめ

「なってしまえばこんなものか」と1,000万円プレーヤーの多くはいいます。話を聞いてみると、その一番の理由は「高所得であることを今一つ実感できない」ことにあるようです。とはいえ、これも十分稼いでいるからこその贅沢な悩みなのかもしれません。

LIMO編集部