咲き終わったクリスマスローズ「花後のお手入れポイント」その7~その9
その7. 水切れに気をつける
葉が大きくなって気温も上昇すると、葉からの水分蒸散が盛んになります。花が咲き終わるとつい水やりも怠ってしまいがちですが、これから夏までの間は水切れに気をつけましょう。
とくに鉢植えは乾燥しやすいので、こまめに土の状態を観察することが大切です。
その8. 梅雨時期の多湿を避ける
クリスマスローズは多湿が苦手です。土がジメジメしていると根腐れを起こしやすいので、梅雨の間は水やりを控えます。鉢植えは軒下など雨のかからない場所に移動しましょう。
湿気が多いと病気が発生しやすいので、風通しをよくすることもポイントです。
その9. 夏の暑さ対策をする
高温多湿になる日本の夏は、クリスマスローズにとって苦手な季節。地植えは移動できないので、株元にバークチップなどでマルチングするなど、土が高温にならない工夫が必要です。
鉢植えは直射日光か当たらない場所に移動します。コンクリートの上に直置きすると、夏の輻射熱が鉢に伝わって高温になることも。花台やレンガを敷いて、鉢底とコンクリートとのすき間をあけるとよいでしょう。
まとめにかえて
冬から春にかけて美しい花をつぎつぎ咲かせてくれたクリスマスローズ。周りの花が開花して庭が華やかになってきた頃から、次の開花にむけて準備がスタートします。
これまでの感謝の気持ちを込めてお手入れしてあげれば、また来年も美しい花を咲かせてくれるでしょう。