LIMOが2023年04月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。
(初掲載*2023年04月17日)
花がまだ少ない寒い時期から、庭を華やかにしてくれたクリスマスローズ。周りの花が咲き始める頃には、そろそろ終焉の時を迎えます。
来年もまたキレイな花をたくさん咲かせるためには、開花後のお手入れがポイント。今回は咲き終わったクリスマスローズを管理するコツを紹介します。
【クリスマスローズ】翌年も開花させるためには?
植えっぱなしでも毎年花を咲かせるクリスマスローズ。ただ、何年か経つと花数が減ったり株が小さくなったりすることも。
手間がかからず育てやすい植物とはいえ、まったく世話をしないと翌年の開花どころか、株の存続も期待できなくなります。
クリスマスローズのキレイな花を毎年たくさん咲かせるためには、開花後のエネルギー消耗を抑えること、株を大きく生長させること、うまく夏越しさせることの3つがポイントです。
咲き終わったクリスマスローズ「花後のお手入れポイント」その1~その3
その1. 花茎を取り除く
クリスマスローズは花がピークを過ぎても花弁を落としません。そのままにしておくと色あせて見映えが劣るだけでなく、種をつくるためエネルギーを消耗します。
種まきのために採取する場合を除いて、咲き終わった花は早めに茎ごと根元から切り取っておきましょう。無駄に結実させないことで、エネルギーの温存が可能です。
その2. 肥料を与える
開花で栄養を消費しているので、花が咲き終わった4~5月に肥料を与えましょう。有機質肥料や緩効性化成肥料を1回施し、追肥として液体肥料を2週間に1回程度与えます。
気温が上がってくる6~8月にかけては肥料を与えません。
その3. 古い葉の剪定をする
クリスマスローズの花が咲き終わると、やわらかな新しい葉が伸びてきます。また花芽は株中央から出てくるので、大きな葉が茂っていると中心部に光が当たらず花芽も伸びません。
大きな古い葉や枯れた葉、株元に重なり合っている葉は切り取って、スッキリと剪定することがオススメです。