物価高や賃金が思うように上がらないといったニュースを耳にすることも多く、結婚したい人にとって「年収」などの金銭的事情は大きなハードルとなっています。
では、結婚するためにはどのくらいの年収が理想的なのでしょうか。
本記事では、実際の調査データをもとに「女性が結婚相手に求める年収」について詳しく紹介していきます。
日本の平均年収や高収入を目指せる職種なども紹介しているので、あわせて参考にしてみてください。
1. 未婚女性が結婚相手に求める理想年収は「500~600万円」
WeCapital株式会社は、20代~40代の未婚男女510人(未婚男性255人と未婚女性255人)、既婚男女541人(男性268人と既婚女性273人)の合計1051人を対象に「年収と結婚」に関する意識調査を実施しました。
調査概要は下記のとおりです。
- 調査期間:2024/2/9(金)~2024/2/13(火)
- 調査機関:WeCapital株式会社
- 調査方法:Webアンケート
- 回答数:1051人
未婚の女性が男性に対して求める年収は「500~600万円未満(23.9%)」がトップになり、「400~500万円未満(23.1%)」「600~700万円未満(16.1%)」と続きました。
一方で、未婚の男性が女性に対して求める年収は「300~400万円未満(26.3%)」がトップになり、続いて「400~500万円未満(24.3%)」「200~300万円未満(16.9%)」となりました。
男女別で比較すると、女性のほうが結婚相手により多い年収を求める傾向が見て取れます。
1.1 <未婚の回答者の年収について>
なお、上記の回答者(未婚者の男女510名)に「現在のあなたの年収を教えてください」と年収レンジについて質問したところ、下記のような回答結果となりました。
- 200万未満(8.8%)
- 200~300万円未満(22.5%)
- 300~400万円未満(22.7%)
- 400~500万円未満(21.1%)
- 500~600万円未満(10.4%)
- 600~700万円未満(6.1%)
2. 年収500〜600万円の男性は全体で「14.2%」
未婚女性の多くが結婚相手の理想の年収として「500~600万円」を挙げていますが、国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、日本の平均年収は458万円という結果が出ています。
未婚女性の理想年収は男性の平均年収よりも高くなっていますが、では実際に理想通りの「年収500~600万円」の男性は日本全体でどのくらいの割合になるのでしょうか。
国税庁の「令和4年分 民間給与実態統計調査」によると、年収500万円〜600万円の給与所得者の男性割合は全体の「14.2%」となり、全体から見ても少数派であることがわかります。