2. 【マイボトルでおいしく節約】「マイボトルドリンク」の不満点は?
では、マイボトルを使用している人は何をどんな風に飲んでいるのでしょうか。調査によるとマイボトルドリンクの約7割が茶系、飲み方は約7割が「3時間より長い時間をかけている」ということが分かりました。同社コンシュマービジネス部の三橋祐太郎氏は「いわゆる”チビだら飲み“しており、すっきりとした飲み飽きない味わいを求めている」と分析しています。
茶系が主流ということもあり、大半の人はドリンクを自宅で作っています。つまり、お湯を用意して水出しをして…とそれなりの手間暇をかけているということです。これは環境にやさしく、機能性が高く、お財布にもやさしいとメリットばかりに思えるマイボトルドリンクの不満になっています。関連してティーバックで作る場合は抽出時間などで味がブレる、大容量の商品が多いので同じ味になりがち=バラエティが少ないなどもデメリットに挙げられます。
3. 【マイボトルでおいしく節約】”映え“も意識した新しい発想のパウダードリンク
そこで味の素AGFが「市場投入の価値あり」と開発したのが、新製品の<「ブレンディ」マイボトルスティック>です。チビだら飲みで気分転換をするというニーズから「リラックス、リセット、リフレッシュ」の3タイプのフレーバーを用意。さらにそれぞれで2種類を揃え、全6種類を展開します。
茶系はもちろん、スポーツドリンク系もあり、バラエティが少ないという問題を解消しています。長年パウダータイプの飲料を開発している同社の知見を生かし、「アイスでもホットでもどちらでもおいしい」という絶妙なバランスに仕上げているのもポイントです。
見た目にこだわっているのも今どきです。茶系だけだと地味なカラーばかりになってしまいますが、<「ブレンディ」マイボトルスティック>は濃い茶から薄い茶、グリーン、ピンクとカラフルです。クリアなマイボトルを使えば味だけでなく、映えも一緒に楽しむことができます。機能的価値だけでなく、情緒的価値にまで踏み込んだという点も同製品の目新しいところでしょう。