2. 貯蓄をするためのポイント
貯蓄をしたくても、どのようにすれば良いのかわからない方もいるでしょう。そこで、貯蓄をする際に考えたいポイントやおすすめの方法をご紹介します。
2.1 貯蓄する目的を決める
貯蓄をする際には、目的を決めると取り組みやすいです。結婚資金のためや住宅ローンの頭金のためなど、具体的な目的を決めます。
そして、いつまでにどのくらい貯蓄をしたいかをイメージすると、毎月どのくらいの貯蓄が必要かも見えてくるでしょう。
目的がはっきりしていない場合は、「手取り額の〇%を貯蓄に回す」と決めるのもひとつの方法です。
2.2 先取り貯蓄をする
先取り貯蓄とは、毎月口座から一定金額を自動で引き落として貯蓄していく方法です。
給与が振り込まれる口座から、毎月決まった日に自動で引き落とされるので、はじめからなかったものとして貯蓄できます。毎月の生活費などは先取り貯蓄を差し引いた後の範囲でやりくりします。
「貯蓄は1ヵ月の生活費で余った分をする」という方法をとる方もいますが、生活費はあればあるだけ使ってしまう可能性があります。
「今月は貯蓄ができなかった」ということになりかねないため、先取り貯蓄を取り入れることをおすすめします。
3. まとめにかえて
20歳代から50歳代までの各年代における、手取り額からの貯蓄割合を見てきました。全体の平均として、手取り額の12%〜16%を貯蓄に回しているという結果でした。
しかし、いずれの年代においても貯蓄をしていないという方の割合も多く、いざというときに資金を用意できない可能性があります。
貯蓄の目的や目標額などを決めて、先取り貯蓄などを利用しながら、毎月無理なく貯蓄に取り組むことをおすすめします。
参考資料
木内 菜穂子