LIMOが2023年03月にお届けした記事から、人気の記事をピックアップして再掲載します。

(初掲載*2023年03月23日)

内閣府が行った「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、職場における男女の地位は平等になっていると回答した割合は26.4%でした(2023年3月14日公表)。

女性の社会進出が進み、共働き世帯が専業主婦世帯を上回ったとはいえ、まだまだ男女差が大きいことがうかがえます。

現役時代の働き方は今の年収だけでなく、将来の厚生年金にも影響します。

今回は、女性が受給する厚生年金の平均額やボリュームゾーンをご紹介します。

1. 職場における男女の地位の平等感は

内閣府が行った「男女共同参画社会に関する世論調査」によると、職場における男女の地位は平等になっているかという問いに対し、以下の回答となりました。

  • 男性の方が優遇されている(小計) 64.1%

         男性の方が非常に優遇されている 16.0%
         どちらかといえば男性の方が優遇されている 48.1%

  • 平等 26.4%
  • 女性の方が優遇されている(小計) 7.7%

         どちらかといえば女性の方が優遇されている 6.5%
         女性の方が非常に優遇されている 1.2%

内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」

内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」

出所:内閣府「男女共同参画社会に関する世論調査」

同資料によると、少しずつですが「平等」と回答した方の割合は上昇傾向にあります(調査項目が変わっているため、単純比較はできません)。

課題はまだあるとはいえ、昔に比べると女性の地位が向上しているといえます。

では、現在年金世代である女性はいくらぐらいの年金を受給しているのでしょうか。