透明の器にさまざまな植物を植え、小さな森の風景を作り出すテラリウム。
場所を取らないので広い庭やベランダがなくても大丈夫。季節を問わずガーデニングが楽しめます。
今回はテラリウムの作り方や管理のコツを紹介します。テラリウムにオススメの植物も参考価格とともに見ていきましょう。
1. テラリウムの作り方
1.1 テラリウムを作るうえで準備するもの
容器
ガラスまたはプラスチック製で口が広く透明のもの。透明度を保つには傷が付きにくいガラス容器のほうがよく、さらに蓋があれば湿度を調節できるのでオススメです。
用土
テラリウム専用土または小粒の赤玉土・ハイドロボール・砂利など。
苗
テラリウムに向いている植物は、基本的に強健な性質で、光が少ない場所にも適応できる耐陰性の強い品種。容器に植物をいっぱい詰め込まず、十分なスペースが保てる程度の苗数に抑えましょう。
道具
ピンセット・ハサミ・水差し・霧吹き。ピンセットやハサミは、できるだけ長めのものを用意しておくと作業がしやすくなります。
その他
流木や石・ミニチュアの動物や建物(装飾用)・LEDライト(暗い場所での照明用)。
1.2 テラリウムの作り方
器の下から3~4センチほどまで、後方がやや高く前が低くなるように傾斜をつけて土を入れます。装飾用の石やミニチュアアイテムを配置して、土に水をかけて湿らせましょう。
苗は土を洗い落として根を露出しておきます。根や茎を傷めないように注意しながら、ピンセットで根がしっかり地中に収まるように植え込みましょう。
いろいろな方向から確認して、バランスよく配置できていれば完成です。