台車製造不備の川崎重工が一時▲6%安の急落! 日経平均株価は大幅続落

【東京株式市場】 2018年3月1日

株式市場の振り返り-日経平均株価は大幅続落、4日ぶりに22,000円割れ

2018年3月1日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)

  • 日経平均株価 21,724円(▲343円、▲1.6%) 大幅続落
  • TOPIX 1,740.2(▲28.0、▲1.6%) 大幅続落
  • 東証マザーズ総合指数 1,232.3(▲6.7、▲0.6%) 反落

東証1部上場銘柄の概況

  • 値上がり銘柄数:281、値下がり銘柄数:1,746、変わらず:42
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:25、年初来安値更新銘柄数:25

東証1部の出来高は15億1,848万株、売買代金は2兆7,893億円(概算)となり、いずれも前日から小幅減少となりました。NY市場の大幅続落を受けて利益確定売りや一部投げ売りが出た一方で、様子見スタンスを取る投資家も少なくなかったようです。

活況な商いとは言い難いですが、売買代金は2兆5,000億円を上回りました。

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そのような中、日経平均株価は終日大幅マイナス圏で推移しました。ほぼ一本調子でジリジリと値を下げ、後場の終盤には一時▲423円安となる場面も見られました。大引けに掛けて少し戻したものの、大幅続落となって終値では4日ぶりに22,000円台を割り込んでいます。

ちなみに、月初第一営業日が前日比マイナスとなるのは、2016年6月以来のこととなりました。なお、TOPIXも同じような値動きで推移しました。

東証マザーズ総合指数は反落、売買代金は再び1,000億円を上回る

東証マザーズの出来高は5,683万株、売買代金は1,027億円となり、いずれも前日より増加しました。新興市場では個人投資家の物色意欲が強まったと見られます。商いはまだ低水準ですが、売買代金は再び1,000億円を上回りました。

また、総合指数は反落となりましたが、終値で1,200ポイントをキープするなど、大型株市場のような大幅下落にはなりませんでした。この点からも、個人投資家の投資意欲がやや改善した兆しを見て取れます。

日立建機とコマツが大幅下落、川崎重工は一時▲6%安の急落

個別銘柄では、主力大型株が総じて安くなる中、ダイキン工業(6367)と信越化学工業(4063)の大幅安が一際目立ち、前日に昨年来高値を更新したテルモ(4543)が大幅反落となりました。

また、中国の景況感悪化を懸念した向きが強まり、日立建機(6305)が一時▲5%超安の急落となり、コマツ(6301)も同じく▲4%超安になるなど、機械株の中では建機関連株が大きく売られています。

その他では、昨年末に発生した東海道・山陽新幹線の台車破損事故に関する製造不備が明らかとなった川崎重工業(7012)が一時▲6%安の急落となり、終値でも大幅安となったことが注目を集めました。さらに、冴えない値動きのローソン(2651)が4日連続で昨年来安値を更新したことも目を引いています。

一方、セコム(9735)やユニー・ファミリーマートホールディングス(8028)が逆行高となり、ハイテク株では日立製作所(6501)が小幅反発となりました。

また、しまむら(8227)が値を上げ、ケーズホールディングス(8282)も小幅高になるなど小売株の一角が堅調に推移しています。

新興市場では、イグニス(3689)やメドレックス(4586)が値を飛ばしてストップ高で引け、マネーフォワード(3994)も一時ストップ高となりました。また、ブランジスタ(6176)も一時+20%高に迫る爆騰となっています。

一方、シェアリングテクノロジー(3989)が大幅下落となり、ドリコム(3793)も大きく値を下げました。

青山 諭志

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慶應義塾大学卒業後、国内大手及び外資系大手金融機関に合わせて10年以上勤務し、株式市場を中心にマーケット関連の仕事に従事。その後独立。金融機関では主にアナリストとして企業や産業調査活動に従事。調査内容としてはミクロ・セミマクロが主な分析対象だが、好きなのはマクロ分析。記事で取り扱うテーマはマーケット動向、企業分析といった株式市場関連の分析や貯蓄や投資といった個人の資産運用動向を取り扱う。最近は「富の分配」問題や「お金持ち」である富裕層研究にも時間を割いている。その他に興味のある分野はブロックチェーン技術とゲノム(ジーノム)。