7. 関西弁7「いんじゃんほい」

「いんじゃんほい」は、大阪・京都・兵庫などで使われるじゃんけんをするときの掛け声です。

関西のみならず日本各地の地域や家庭ごとにいろんな言い方があるため、懇親会などではご当地ネタになることもあるでしょう。

8. 関西弁8「ごっかぶり」

「ごっかぶり」は、「ゴキブリ」のことを指す関西弁です。

関西のなかでも、一部の地域で使われています。

「ゴキブリ」の古形である「御器噛り(ごきかぶり)」が変形して、「ごっかぶり」と言うようになったとも考えられています。

9. 関西弁9「ようけ」

「ようけ」は、「たくさん」といった意味合いの関西弁です。

「えらいようけいただいてすんません」などの使い方をします。

しかし関東ではあまり使われる場面がない言葉のようで、「ようけ」を「余計」と聞き間違えられてしまったことがある人もいるそうです。

10. 関西弁10「めばちこ」

「めばちこ」は、「ものもらい」のことを指す関西弁です。

同じものを指すのに言い回しがかなり異なるため、うまく意味が伝わらない場面もあるのだとか。

日本全国に目を向けると「めいぼ」「ばか」「おひめさん」など、地域によっていろんな呼び方があるようです。

11. 関西弁11「わや」

「わや」は、めちゃくちゃな状態を指す関西弁です。

「最近片付けをさぼってたから、部屋がわやになってしもてる」のように使います。

関西以外にも、北海道や中四国でも使う地域があるそうですよ。

12. 関西弁12「さら」

「さら」は、新品であることを意味する関西弁です。

しかしながら関東の人からは、食べ物を乗せる「皿」と聞き間違えられることも。

「こないだ汚してもうたし、さらのソファ買わな」と言ったところ、皿の絵柄が描かれているソファと誤解された人もいました。

13. 関西弁13「なんきん」

関西人はかぼちゃを何という?

かぼちゃの写真

salouw/shutterstock.com

「なんきん」は、「かぼちゃ」を意味する関西弁。

由来は諸説あり、南方から伝来した瓜と書いて「南瓜(なんきん)」と呼ぶようになったとも、中国にある寄港地「南京(なんきん)」からきているとも考えられています。

14. 関西弁14「にぬき」

「にぬき」は、「ゆで卵」のことを指す関西弁で、主に京都や大阪の一部地域で使われています。

由来は定かではありませんが、ゆで卵を作る際、卵を熱湯で芯までしっかり「煮抜く」ことから「にぬき」と呼ぶようになったとも考えられています。

15. 関西弁には独特の言い回しがたくさん!新天地では文化の違いを楽しんでみよう

関西弁のなかには、独特の言い回しがたくさんあります。

自分は日常的に使っているし、周囲の会話でもよく聞こえてくるため、方言と気付かず使っているフレーズはいくつもあるでしょう。

地元から離れると今まで普通に通じていた言葉が通じなくなり、寂しさを感じることもありますが、一方でその土地の方言を知るきっかけになる場面もあります。

新天地では文化の違いを楽しむ気持ちで過ごし、充実した日々を送ってみてくださいね。

※ご紹介した関西弁は地域により異なります。また由来には諸説あります。

参考資料

太田 彩子