2月も終わりに差し掛かり、少しずつ春の気配を感じられるようになりました。
そろそろ次の赴任先の辞令が出たり、進学先が決まったりした方もいるのではないでしょうか。
今まで過ごしていた土地を離れるときは、「新しいスタートを切るんだ」と身が引き締まりつつも、どこか寂しさを感じる瞬間がありますよね。
2024年2月18日は方言の日でした。2007年(平成19年)、鹿児島県大島地区文化協会連絡協議会が制定したそうです。
久しぶりに方言を聞くとほっとしますし、反対に普段慣れ親しんだものと違うことばに触れると、社会が広がった気がして楽しいですよね。
そこで今回は関西の方言に注目し、バリバリの関西人が関東で通じなくて驚いた関西弁を14個紹介します。
1. 関西弁1「なおしといて」
「なおしといて」は、「片付けておいて」「元の位置に戻しておいて」といったニュアンスの関西弁です。
しかし関東の人からすると「直しておいて」と聞こえ、「修理する」という意味で受け取られる場面もあります。
2. 関西弁2「いらわんといて」
「いらわんといて」は、「いじらないで」「触らないで」といった意味の関西弁です。
「その書類いらわんといてや」のように使用します。
関東では「いらわんといて」というフレーズ自体耳にする機会が少ないため、逆に「どういうこと?」と聞き返されることもあるのだとか。
3. 関西弁3「ほっといて」
関西弁では「ほっといて」というフレーズを、「放置しておいて」のほかに「捨てておいて」という意味で使うことがあります。
関東だと「放っておいて」と受け取られ、捨ててほしかったものを放置されていた経験がある人もいます。
ちょっとしたニュアンスで判断するしかないので難しいかもしれません。
4. 関西弁4「あんじょー」
「うまく」「いい具合に」といったニュアンスの「あんじょー」は、関西のなかでも大阪を中心に使われている言い回しです。
例えば会社の上司が具体的な指示をすることなく、「詳細は任せるけどいい具合にしといて」というときに「あんじょーやっといて」と言います。
近年は年齢層が比較的高い人が使う傾向にあり、若い世代のなかには知らない人もいるようです。
5. 関西弁5「いてる」
「いてる」は、「いる」という意味の関西弁。
「○○さんいてる?(○○さんいますか?)」のように使います。
関東ではあまり耳馴染みのない言い回しで、意味が伝わらなかったり、「凍てる=寒い」と受け取られたりしたことがある人もいるそうです。
6. 関西弁6「どんつき」
「どんつき」は、「突き当り」を意味する関西弁。
関東に転勤した関西の人がタクシーに乗り、運転手さんに道案内をするときに「どんつきを右に」と言ったところ、うまく伝わらなかったエピソードがある人もいます。