3. 不労所得につながる投資1:高配当の株式で収入を毎月得る

株式投資のメリットの1つでもありますが、銘柄によって配当が出る企業があります。

特定の日本企業では、年に2回の配当を支払うものもあります。一方、米国株式市場では、年に4回の配当を支払う企業も見られます。

銘柄ごとに配当が出る月を1~12月までそろえることができれば、毎月配当収入を得られます。

なお、配当利回りの高い企業を「配当貴族」と呼ぶこともあります。そうした銘柄を好む投資家もいます。

ただし、配当は企業の業績に連動して支払われるため、業績のリスクを考慮する必要があります。

株価は株式市場の影響を受けるので、配当を手にしたとしても、投資した銘柄の株価が当初より落ちていることもあります。

4. 不労所得につながる投資2:不動産投資で収入を得る

不動産投資は、毎月の家賃収入を得られる可能性がありますが、手元にまとまった資金がない場合は金融機関からの借り入れが必要です。

借金に抵抗がない人にとっては問題ありませんが、抵抗がある場合は難しいでしょう。

また、不動産の専門家である浦田健氏によれば「(表面)利回りで12~13%以上で3000万円の(収益)物件を、半分を自己資金、半分をローンで計2戸購入することができれば、ざっくり計算して月30万円のキャッシュフローを確保することができます」としています(※編集部注)。

重要な注意点として、良い収益物件を手に入れたとしても、放置して運用することはできないことが挙げられます。

事故や他の予期せぬ問題により、想定していた賃料を得られない場合や、競合物件が近くに出現して賃料を下げざるを得ないケースも考えられます。

不動産投資の成功には多くの要素が関わっており、投資家が予測できない状況が発生することもあります。これは初心者にとって特に難しい側面です。また、計画的な返済が困難な場合もありますので、注意が必要です。

【※編集部注】50歳を超えてから「月30万円の不労所得」を作る4つの方法

5. 厚生年金をもらう前からコツコツ貯蓄を

先述した通り、会社員の方は老後に厚生年金を受け取ることになるでしょう。

統計データからもわかるように、毎月25万円の厚生年金を受け取る人はごくわずかです。

一方で、「年金だけでは老後が不安だ」と感じる方もいるでしょう。年金を受け取る前、つまり現役世代のうちから早めに老後の貯蓄を始めることが重要です。

まずは、自身のマネープランをじっくりと考える時間を取ることが大切です。

参考資料

齊藤 慧