3. まだまだ続く受験シーズン

まだ受験がある家庭では波風を立てる言葉を控えて静かに日々を過ごすよう注力しましょう。

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私立大学の筆記試験、私立高校や中学受験がひと段落すると2月下旬から3月にかけて国公立大学の二次試験と公立高校の入試が待ち受けています。

これらの受験を受ける、または本命校という受験生にとって受験直前期や合否を待つ間は平常心を保っているのも難しいほどです。合格を勝ち取るには親が余計なことを言わずに入試に全力できる環境を作っていくようにしましょう。

大切な時期なのに親が小言ばかり口にしていては、子どもは集中して勉強することもできません。ただでさえ緊張しているのですから、心穏やかに過ごせるよう「合格した時の話や不合格となった時の対応を考えよう」「どうせ受からないよ」という言葉を投げかけないでください。

目の前の受験と真剣に、真面目に向き合っている子どもに対して茶々を入れるのと同じです。

親が茶化したり、「無謀な挑戦」と諦める言動をしていると学習意欲も低下してしまいます。最悪の場合「合格して欲しくないのだろうか」と要らぬ悩み事を増やすことになるので、

まだ受験がある家庭では波風を立てる言葉を控えて静かに日々を過ごすよう注力してください。

中山 まち子