「毎日しんどい仕事をして疲れてるので料理なんてできない! だけど外食や市販の弁当ばっかりだとよけいに身体が疲れるしお肌も荒れちゃうかも!」――そんなアナタの腸内を少しでも元気にすべく、塩麴、味噌、納豆、ヨーグルトなどの菌まみれの発酵食品を使ったお手軽レシピをご紹介!
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以前、下町の渋いコの字カウンターの飲み屋で、お通し(¥100)にカニカマが3本出てきた時は軽く驚きました。カニカマ=サラダのイメージだったので、そのまま食べるとか考えたことがなかったのですが、結構「アリ」でした。なんだかそれ以来、カニカマつまみにハマっております。
コンビニでも買えるカニ風味かまぼこ、通称カニカマ。安い上に味も好きなので、とりあえずカニカマが冷蔵庫にあれば、なんとなく安心。最近は「めっちゃカニやん!」と叫んでしまうカニカマも増えていますが、今回は一般的なカニカマを使って酒のアテ…いやいや、箸休めのようなお総菜を作りますよ。
ひじきとカニカマのサラダ
では一品目はカニカマと共に庶民の味方である、貝割れ大根とひじきを使った、見た目も(わりと)華やかなサラダです。
【材料】(2人分)
長ひじき…12g
カニカマ…3〜4本
貝割れ大根…1/2パック(小さめのものなら1パック)
A 塩麹…小さじ1 (18g)
粒マスタード…小さじ1強(9g)
マヨネーズ…大さじ1強(18g)
オリーブオイル…小さじ1強(6g)
【作り方】
- 長ひじきを水につけて戻し(急ぐ場合は湯につける)ザルにあけて水気をよくきる。
- ボウルにAを入れてよく混ぜ、1とほぐしたカニカマを加えて和える。
- 器に根を切った貝割れ大根をひき、2をのせる。
安価なものを混ぜただけなのに、少し豪華に見えませんか? 粒マスタードの酸味とひじきが合うのです♪
もやしのカニカマ和え
ではでは次は、材料すべてコンビニで買えるうえ、最強に庶民の味方「もやし」を使った、超簡単節約料理!
もやしもカニカマもコンビニで買えるので、仕事に追われて帰りがコンビニしか開いてない時間になっても、もやし、カニカマ、唐揚げ、ビールでも買えば、深夜の幸せ晩酌ができますよ(ダイエットとかはとりあえず置いといて)!
【材料】(2人分)
もやし…1袋(250g)
カニカマ…5〜6本
A 塩麹…小さじ2(13g)
酢…小さじ2(10g)
カレー粉…小さじ1/3(3g)
【作り方】
- もやしはさっと洗い、耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけるか、軽く蓋をし、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- Aをよく混ぜ、1とほぐしたカニカマを和える。好みで黒胡椒をひく。
簡単ですが、さっぱりしていて、これがなかなかおいしいんですよ〜。晩酌のアテでもいいのですが、友人曰く「弁当の空いたスペースに入れるのに便利」だそうで、めちゃくちゃ作ってくれているらしいです。
小松菜とカニカマのマヨ酢味噌和え
では最後に、大好きなぬた(食材を酢味噌で和えた料理)風のものを作ります。
野菜だけでもおいしいのですが、やはりタコや貝なんかと合わせた方がおいしいですよね。とはいえタコも貝もお安いものでもないし…。そこでカニカマの登場です(じゃじゃーん)! いやそりゃまぁ、ちゃんとしたネギと貝のぬたとか大好物ですけど、ご家庭では手軽な「ぬたもどき」作ろうと思います。
【材料】(2人分)
小松菜…1/2把
カニカマ…2〜4本(画像では多めになってしまっています)
A 味噌…大さじ1 (18g)
マヨネーズ…小さじ2(8g)
酢…小さじ1(5g)
【作り方】
- 小松菜は根元を十字に切ってよく洗い、5㎝の長さに切って耐熱容器にきちんと並べ、ふんわりとラップをかけるか、軽く蓋をし、電子レンジ(600w)で2分加熱する。
- 手で触れられる熱さにまでなったら、軽くしぼって水気をきる(やけどに注意!)。
- ほぐしたカニカマと一緒に器に盛り、よく混ぜたAをかける。好みでごまをふる。
地味な(すいません!)ぬたも、カニカマが入ると見た目も少し明るくなって、華やかさが増した気がしませんか?
好みで辛子を混ぜてもOK! 友人はマヨ酢味噌ではなく「ホタルイカを買った時についてくる酢味噌+納豆についてくるカラシ」をかけてました。もちろん白味噌+酢+砂糖+カラシで酢味噌を作ってもOKですよ!
おかずというよりは、酒のアテになりそうなものばかりですが、飲まない人にも副菜・箸休めにこういうおかずが1品あってもいいのでは? 手軽においしく野菜も食べられるし、節約にもなる野菜(一部海藻)+カニカマレシピ、よければ作ってみてください。
余談ですが、この間知り合いが「カニって、殻がついてて食べにくいし高いから、本物のカニよりカニカマの方がいいじゃん。安いしおいしいし食べやすいしさ」と言うので「じゃあ、カニとカニカマが同じ値段だったらどうする?」と聞いたら、しばらく沈黙したのちに「カニ」と言ってました。まぁ、そりゃあそうですわね。
おの みさ