厚生労働省が2024年2月6日に発表した「毎月勤労統計調査 令和5年分結果速報」(従業員5人以上の事業所)によると、1人あたり賃金は物価を考慮した実質で前年比2.5%減。これにより、2年連続で減少する形となりました。
マイナス幅は1.0%減だった2022年と比較すると、さらに大きくなっています。
これを聞くと賃金が下がり、物価も上昇しており将来に対して不安な気持ちが強くなるかもしれません。
そこで注目されているのが、2024年からスタートした「新NISA」などの積立投資。老後生活を豊かにするために、資産運用は必要不可欠になっていくでしょう。
今回は、2024年1月にバージョンアップした新NISA「つみたて投資枠」などの積立投資を活用して老後資金2000万円をつくるために必要な積立額を「利回り3%・5%」で「40歳・45歳・50歳」の年齢別にシミュレーションしました。
1. 【40歳・新NISA】積立投資「65歳までに2000万円」積立額は?
40歳が65歳までの25年間で2000万円を貯めるためには、毎月いくら積立投資をすればよいのでしょうか。
「想定利回り3%と5%」で40歳から積立投資を開始する場合の積立額をシミュレーションしていきます。
1.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:25年(40歳~65歳)
- 想定利回り:3%
- 積立投資額:毎月4万4842円
- 元本:1345万3000円
- 運用収益:654万7000円
1.2 新NISAで積立投資:想定利回り「5%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:25年(40歳~65歳)
- 想定利回り:5%
- 積立投資額:毎月3万3585円
- 元本:1007万5000円
- 運用収益:992万5000円
2. 【45歳・新NISA】積立投資「65歳までに2000万円」積立額は?
45歳が65歳までの20年間で2000万円を貯めるためには、毎月いくら積立投資をすればよいのでしょうか。
「想定利回り3%と5%」で45歳から積立投資を開始する場合の積立額をシミュレーションしていきます。
2.1 新NISAで積立投資:想定利回り「3%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:20年(45歳~65歳)
- 想定利回り:3%
- 積立投資額:毎月6万920円
- 元本:1462万1000円
- 運用収益:537万9000円
2.2 新NISAで積立投資:想定利回り「5%」の場合
- 目標金額:2000万円
- 積立投資期間:20年(45歳~65歳)
- 想定利回り:5%
- 積立投資額:毎月4万8658円
- 元本:1167万8000円
- 運用収益:832万2000円